女性はシェアハウスでの暮らしについて、
「住民の皆さんはとても穏やかで、必要以上に互いが干渉することもなく、 でもリビングに居れば誰かしらと会えるので、寂しいと感じることもありません」
と語る。元夫は片付けられない人で、そんな人との生活は「絶望的で、毎日死にたくなっていた」という女性だが、
「今は自分の部屋があり、狭いながらも自分で快適に整えられるし、 共有スペースも居心地良く、満足しています。 前の夫とも、最終的にはシェアメイトのような暮らしになってしまっていたし、 『結婚』という形を取らなくても、誰かと暮らしを作り上げることは可能なんだな、と体感しています」
とシェアハウス生活は充実している様子だ。
「事実、シェアハウス内にカップルがいますが、結婚する予定はないそうで、 煩わしい法律上の手続きもないから、事実婚の状態で何の不便もないとおっしゃっています。 また、もし誰かが部屋で突然死していた時のシミュレーションもしてあって、 いわゆる孤独死のリスクも最小限にとどめる準備をお互いにしてあります」
「法律上の家族ではありませんが、新しい形の家族と言えるのではないでしょうか」
と綴っていた。