「うちに来てからとりあえずアルバイトを始めたのですが、相変わらず私への返金はなし」と元カノは彼氏に頼るばかりになっていったようだ。
「更に言えば家の光熱費や食費すら払わず、流石にイライラしてきたため、月2万円をうちに入れるようにと言いました」
彼女は「しぶしぶ了承」していたというが、男性としては「月2万円で家と光熱費と食費が収まるんだからいいだろう」と内心は思っていた。確かに生活費すべてが2万円で収まるなら安いものだ。
そんなある日、元カノは「仕事をするために免許を取りたい」と言い出した。男性は内心「またか」と思い、「金はどうするの?」と聞くと
「ローンを組むから大丈夫!」
という答えだった。しかし「この時元カノは私への返金どころか月2万円の支払いすら滞って」いたという。「それなのにローンなど組んで大丈夫なのか」と当然の疑問を問いただした。
「『俺への支払いは待てるけどローンの支払いの滞納はまずい、信用問題になる、絶対に払えるのか』と聞くと『大丈夫!』の一点張り。それを信じ、いざ教習所代のローンを組んだのですが、まさかの初回の支払いで滞納しました。初回ですよ」
「もう流石にこれはまずいと思い、貯金は全くないのかと聞くと1万円しかないと言われました。(元カノは)『次回も払えないかもしれない』と言い出し『お願いします。お金を貸してください』と土下座してきました」
男性は「さすがに今まで払うべき物をまずもらってないので信用ができない」と拒否したが、
「『10万だけ貸して欲しい。その10万はローンにあてる。その間にお金を貯めて必ず返します』と泣きながら言われたため、私も馬鹿なので『わかった』と言い貸してしまいました。この時点で私に支払う金額約20万円」
と元カノの借金をなし崩し的に補填することになってしまった。
「しかし次の月からはちゃんと滞納分も合わせてプラスで少しずつ支払ってくれました。半年で残り12万ほどになりました、ゆっくりですが毎月ちゃんと返してくれるようになったことに安心していました」
と順調だった時期を振り返った。ところが安心したのも束の間、男性に衝撃が走る。
「ある日、仕事終わりに家に帰ると元カノの荷物が全てなくなっていました」
まさかの言い分「お金のことにこんなに細かく言われるのは嫌です」
男性が「意味がわからず元カノに連絡すると」、驚きの答えが返ってきた。
「もう別れます。お金のことにこんなに細かく言われるのは嫌です」
しかし「まだ貸した金も返ってきてない状態、それはどうするのかと聞くと『毎月少しずつポストに投函します』と全く信用できないことを言い出し」たという。さすがに堪忍袋の緒が切れた男性。「もう別れるのはどうでも良くなりここで私もブチギレました」と怒り心頭で放った台詞は次のようなことだった。
「あなたは毎回返す返すと言ってそもそも返す気がなかったよね?金を貸して1年経つけど半分も返ってきてない。そんな人の言葉をどうやって信用するのか、今どこにいるか知らないけど、どこか行く宛があるならそこから金を借りるなりして今月中に残り全てを俺に返せ」
すると「もうあなたと話すことは何もない」と言い出した元カノに対し、
「『もし踏み倒す気でいるなら法的手段を取らせてもらう』と言うと『勝手にしろ』と言われ電話を切られました。ラインですぐに口座番号を連絡し、ここに今週中に振り込むようにと伝えました。返信はなかったですが週末に無事に振り込まれており、なんとか精算できました」
まさに修羅場の壮絶なやりとりだが、お金を取り戻すことはできたようだ。ただ、心の傷は大きかっただろう。元カノに対する思いをこんな風に吐露している。
「正直私も馬鹿だったとおもいます。もっと早く突き放せば良かったと思っています。しかしまさか急にいなくなるという行為をされるとは思いませんでした。個人的には踏み倒す気満々だったと思います。散々いろいろやらせてきたくせに凄まじい裏切りだったと思います」
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