女性によると、相手は「周りから少し恐れられる恐い先輩」だったが、慕われてもいた。

「仕事は真面目で間違ったことは嫌いで、慕ってくる後輩が多かったです」

しかし、女性自身は「最初から恐いという気持ちを抱いたことがなく、フランクに話していて、打ち解けるのが早かった」という。初めから「話が合って楽しい雰囲気で仕事をしていました」と、すぐに親しくなったようだ。

関係が深まったのは、女性が「海に行きたいんだよねぇ」と話したことがきっかけだった。男性は「いいよ、じゃ連れてってやる」と二つ返事で了承。女性の車で伊豆の海に行き、楽しい時間を過ごしたという。そこで

「私の水着姿が新鮮だったのか、帰りの車の中でキスをされ、そのままホテルに行き、体の関係も持ちました」

と、不倫関係は始まった。

相手の妻に知られ…「別に知ってるからいいよ」と認めた？

不倫となると、気になるのは相手の妻の存在だが、夫婦関係は冷え切っていたようだ。

「彼は奥さんとほぼ家で顔を合わせることもなく、寝室も別で家庭内別居のようでした」

彼の妻は仕事柄、海外に行くことが多かったらしく、すれ違いの生活が続いていたのかもしれない。そのうち女性の存在も知られたという。ところが、妻は意外な反応を見せたという。

「◯◯さん（私の名前）でしょ？別に知ってるからいいよ」

と、女性は「妻が認めた」と語るが、その真意は当事者でないとわからない。相手はまもなく離婚したそうだ。

その後、2人の関係は3年ほど続いたが、やがて終わりを迎える。

「私も結婚を考えていたので別れました。彼も別の人と再婚しました」

最後は別々の道を歩むことになった結末をつづった。この不倫が1つの家庭が壊れた直接の原因だったかは不明だが、誰も幸せにはならない関係だったようだ。