「男はピアスを開けると就職できなくなる」と親から言われた どうして女性は問題ないのに、男だけ不利になるの?
本当に男性のピアス穴は、就職活動の際に不利になるのでしょうか? 複数の回答者が「たいして関係ない」と言っています。
「関係ないです。ピアスの穴なんて、よっぽど近くに行って凝視しない限り、あいているかどうかなんで分かりません。ピアスをつけたまま就活をしているなら別ですが…」(kokkosuteさん)
「私は男性ですが両耳に極小のピアスの穴が1つずつあいています。私は今年再就職しましたが特に問題ありませんでした。なので男性であっても極小なピアス穴で1つくらいだったら一部の堅い企業を除き不利にならないと思います」(otokonokojosokoさん)
ピアスを外してしまえばよほど大きな穴じゃない限り、そんなに目立つものではありません。凝視して見つかったからといって、そんなに毛嫌いするものでもないでしょう。面接担当者の経験があり、社長の知り合いも多いという回答者も「ピアス穴が開いているから不採用にしたなんて話は聞いたことがない」と言っています。
しかし中には、開けない方が無難だという意見も。回答者のyoikonomieさんは「就職っていう大きな枠から言えば、ピアスなどが不利になるか否かはあまり関係がない」と言いつつ、次のように指摘しています。
「サラリーマンというと『ドブネズミルック』という固定概念がありますよね。これはある一面では真実なんです。『相手より目立ってはいけない』『相手より派手であってはいけない』という不文律が今もあるんです。それが良いが悪いかではなく、それで仕事が順調に進むか否かなんですよね」(yoikonomieさん)
「ピアスが似合う男性自体少ない」からなのか?
なるほど。みんなが「目立たない合戦」をしているところに、わざわざユニークなファッションをして目立つ必要はないということですね。質問者の親御さんも、そのような空気や価値観を感じているのでしょう。男性と女性との違いについては、こんな意見も。
「女性は顔周りを華やかにするアクセサリーとして認められているからです。(…)男性は開ける必要がないから理解されないことが多いです。ピアスが似合う男性自体少ないです」(patoronronさん)
しかし「男性は開ける必要がない」「ピアスが似合う男性自体少ない」というのは、極めて主観的な判断でしょう。好きでやっている他人がとやかく言うべき領域ではありません。
確かに会社や取引先の中に、ピアスを不快に思う人がいるかもしれません。だからといってみんなが過剰反応していたら、息苦しい慣習しか残らないのでは。ピアスで不利になる会社が現在何割かは分かりませんが、少数派が増えてきたら他の人たちも「時代が変わったんだなあ」と意外と簡単に考えを変えるかもしれません。
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