年収300万円台の50代は、どのような生活状況なのだろうか。単身世帯の50代キャリコネニュース読者からは、
「毎月のお小遣いは3万円くらい。職場と家を往復するのが日々のルーティンで、贅沢などできません。健康のためのウォーキングと、サブスクの映画をタブレット動画で見ることが趣味です。非正規かつ独り身なので老後の心配が常にあります」(女性/兵庫県/契約社員/年収330万円)
という声が寄せられている。都内に住む年収300万円の50代独身女性も、現状について「満足してる点なんてないです」と語る一人だ。(文:鹿賀大資)
「年収300万未満なんてザラにいる。もっと稼げるようにしてほしい」
女性は「周りに頼れる人もいない」といい、「資格は何も持っていません」と切り出す。職場ではパワハラを受けているが、前述した事情もあり「仕事を辞めたくても辞められません」という。
「ましてコロナで条件が良い勤め先なんてある訳がなく、ただただ転職サイトを見てるだけです。仕事があるだけマシな世の中、日々コツコツと稼ぐだけです。政治家は何を見てるのか不思議に思います。底辺の生活を知らないから、統計の数字だけで判断しているのでしょう。年収300万未満なんてザラにいるんだから、もっとリアルに稼げるようにしてほしいです」
女性は「夢や希望なんてもてる訳がない」と述べ、「年収500万円なんて夢のまた夢」ともらす。また「休みにGOTOトラベル?そんなの出来る訳もないじゃないですか!」と怒り心頭だ。
「朝は食べず、昼はコンビニで消費期限間近の食品を買ってます」
千葉県の既婚男性は最近、基本給が2割減になった。「収入ガタ落ち!」と語る年収は360万円。それでも子どもたちが大学を卒業したのは、ちょうど減給前だった。学費がかからなくなったことは幸いだったものの、状況は厳しいという。
「家のローンをはじめ、光熱費やその他、いわゆる生活費が足りず苦しい。しかもコロナの影響で休業や時短を余儀なくされ、またしても収入減。これまで生活を切り詰めてきたが、もはや限界だ!不満ばかりで、満足などした試しがない」
ほかには、
「朝は食べず、昼はコンビニで消費期限間近の食品を買ってます。夜もコンビニで、安くてお腹に溜まる肉まんなどを選ぶ日々。旅行などは何年も行ってません。まあ何とか切り詰めれば生きていけるので。働く職場があるだけでもありがたいことです」(既婚男性/東京都/正社員/年収320万円)
といった声も寄せられた。
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