愛知県の20代独身男性は、新型コロナウイルスの影響で生活が一変した。現在はメーカー系企業で年収1000万円。日々の生活は

「好きなものを買えています。旅行や外食の際も、我慢することはありません。アメックスカードのプラチナとANAゴールドを併用し、毎週末に愛車で旅行を楽しんでいます。ちなみに愛車は900万円弱です」

と悠々自適だ。しかし、新型コロナウイルスの流行に伴い会社の業績は悪化。ボーナスの支給額は、前年比で10万円以上減ったという。男性は「歯車が狂いはじめ、辻褄が合わなくなってきています」と直近の状況を明かす。

「元々、貯金はせず稼いだ分を使い切る生活スタイル。そのため、わずかに年収がダウンしただけで生活が行き詰まってしまいました。次のボーナスまでは借金をして、クレジットカードの支払いを乗り越える予定です。若いうちは使ってなんぼ、と思ってきましたが……。今後は節約に励み貯金をしなければ」

と考えを改めている。

「自立できていない兄弟の経済的支援を行っている」

メーカー系の会社で働く40代男性は、最近まで世帯年収800万円だった。夫婦で1LDKの賃貸アパートに住み「家賃と光熱費を合わせて、月10万円ほど」と語る。一見、生活に余裕がありそうだが、実は窮地に立たされている。

「私の両親は他界したが、実家の兄弟が自立できていない。そのため私が兄弟の経済的支援を行っている。現在は昇格して世帯年収1000万円を超えるようになったが、裕福な感じはしない」

兄弟が経済的に自立しない限り、いくら年収を上げても男性の生活が潤う日はこないだろう。会社での出世よりも先に、兄弟への就職指導を優先するべきかもしれない。

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