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友人の勘違いで余計なお金を払う羽目になったとき、相手の態度によっては付き合いを考え直すこともあるだろう。投稿を寄せた50代女性は、新卒時代から付き合いがあった会社の先輩と絶縁した経緯を明かした。
3年前の冬、この先輩と地方に住む同期を訪ねた。飛行機とホテルがセットのプランで、旅行の手配は先輩がしてくれた。当時はまだコロナ禍で、旅行支援策が実施されていたため、女性は予約前に「コロナ補助金が出るのか」確認した。すると先輩は、
「旅行会社で初めから1万円の値引きがされているから、対象外だけどいいよね?」
と返してきて、女性も納得したという。この説明を信じた女性は、補助金適用に必要なワクチン接種証明書は不要だと判断し、持参せずに旅行へ向かったが……。(文:天音琴葉)
ホテルでワクチン証明書を求められ、あたふた…先輩はしれっとスマホを提示
しかし、ホテルに到着すると状況は一変する。チェックインの際、ホテル側からワクチン接種証明書の提示を求められたというのだ。
「持参していなかったので、私はお土産を貰えませんでした。そしたら先輩はたまたまだったのか、スマホにあった証明書を提示し、お土産を貰っていました」
現在は終了しているが、先輩は接種証明書を取得できるスマートフォンの専用アプリを使ったのだろう。
一方で女性は、深夜に夫から証明書のデータを送ってもらったが、時すでに遅し。チェックイン後の提示はルール上認められず、初日の特典は受けられなかった。二日目は別のホテルに宿泊、チェックインの際に証明書を提示したためお土産をもらえたが、モヤモヤは晴れなかったのではないだろうか。
衝撃LINEに「声が出ませんでした」
ツアー代金は旅行初日に先輩に渡していたが、旅行から半月ほど経ったある日、先輩からこんな信じがたいLINEが届いた。
「私の説明が足りなかったので、申し訳ないけど1万円値引きはコロナ補助金だった。(中略)追加で1万円ツアー会社から請求されているから、悪いけど今度会う時でいいので1万円お願いします」
なんと、先輩が「対象外」と説明した1万円引きは、コロナ補助金によるものだったのだ。LINEを見た女性は驚きで「声が出ませんでした」と振り返る。自分の説明不足が原因であると認めながら、その結果生じた追加料金を、後輩である女性に全額請求してきたのだ。
女性は「先輩本人は補助金受けているので、最悪折半の5000円ならしぶしぶ納得したと思います」と憤りを隠せないが、問題は1万円という金額そのものではなかった。
「私なら今回のケースだと自分が悪いので請求しないし、その事には触れない」
そう考え方の違いを感じた女性は、LINEに「分かりました」と返信し、「翌日には1万円札のみ入れて現金書留で送りました」という。なお、この件を旅行先の同期に相談したところ、その同期も自分だったら「請求しない」と言い、驚いていたそうだ。
その後、先輩から何度か連絡があったものの、「先輩には一切文句は言わずこのまま縁を切ろうと思いました」と、女性は応じることはなかった。相手への配慮を欠いた行動が、長年の友情をいとも簡単に壊してしまった事例といえる。
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「ガソリン代として持ってきたのがメロンパン一つ」 ドライブに誘ってきた友人と絶縁
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