都内に住む50代の男性は、

「お金がないなりに、満足しています。世帯年収500万円なんか超えたことがないです。それでも東京都大田区に車庫付き新築一戸建てを購入して、車も持っています。運転が好きなので、休みの日は家族4人で地方の旬なものを食べに行っています」（サービス系）

と、充実した様子を語る。

今の東京都内で、年収500万円台で新築一戸建てを購入することは、よほどの貯蓄がない限りほぼ不可能だろう。

地価が高騰する前は、この世帯年収でも一戸建てを購入できたようだ。この男性の場合、お金がなくても家族で楽しい時間を過ごせることに満足している様子がうかがえる。

「管理職への昇進を断り、趣味を副業に」年収800万40代男性

メーカーに勤務する40代の男性は管理職への昇進を断り、自由な時間をつくりながらも趣味の登山と旅を副業にしているという。

「本業での年収は800万円。趣味の登山と旅を副業にして年収は約100万円」だといい、趣味と実益を兼ねた副業をしているようだ。現在のライフスタイルについては、次のように綴っている。

「料理が得意なので外食はほぼしない、たまにしてもサイゼや王将などで安く済ませる。年に2回、妻の誕生日と結婚記念日に高級レストランへ行く程度。コーヒーは自分で挽いたものかコンビニのみで、スタバなどのコスパの悪いコーヒーは飲まない。服は滅多に買わないが、イオンやGUなどで掘り出し物を見つける」

意識的に節約するというより、楽しみながら出費を減らしているのがわかる。男性はこう続ける。

「山と旅が好きなため、キャンピングカーを所有しており、交通費のみで旅ができるのは素晴らしく、年間80泊ほど旅している。とても贅沢だ。すでに物欲はほぼなくなったため、浪費することはあまりなく、気づけば貯蓄も2000万円を超え、かなり余裕がある」

今の生活に満足している様子が伝わり、なんともうらやましい限り。この男性いわく、「要は人生で大切なものには金をかけるが、そうでないものには金をかけず、メリハリのある使い方にしている」ことが、今の収入に満足するコツなのかもしれない。

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