「ニューカレドニアに旅行をした時に、自身も嫁もどうしてもシャワールームが嫌でルームチェンジをお願いしたが、満室で変更できなかった。シャワーを浴びる時は扉を開けて話しながら入った。夜寝ている時にシャワールームの扉が開閉する音がして、シャワーが出たり止まったりしていた」(50代男性)
こちらの50代男性は、海外旅行中に宿泊したホテルのシャワールームが「どーしても嫌」だったという。なんと男性だけでなく、妻も同じように感じていた。
この「どうしても嫌」という感覚、非常によくわかる。肌を刺すような空気で、とにかく「ここに居てはいけない」と本能が訴えかけてくる感じ。二人揃ってもルームチェンジをお願いするほどだったので、相当おぞましい空気が漂っていたに違いない。
筆者も「ここはどうしても無理だ」と思う場所にどうしても滞在しなければいけなかったことが数回あった。そういう時は無駄に大きな声で関係ない話をしたり、鼻歌を歌ったりして気を紛らわす。
得体の知れない「何か」に付け入る隙を与えないよう、ずっと動き続けたり喋り続けたりするのだ。基本的にそういう場所はすぐに離れた方がいいのだが、今回の男性のように逃げられない場合もある。
男性が扉を開けて妻と話しながらシャワーを浴びたのは正解だったと思う。とにかく「意識を向けないこと」が重要だ。
20年経った今でも夢に見る「”奥の部屋”の襖を閉めても閉めてもスッと開く」
次に紹介するのは、60代女性の体験談。女性はいくつか体験談を書いてくれていたのだが、その中でも筆者が「怖い」と感じたものを紹介する。20年前、女性が子ども達と住んでいたアパートの話。住んでいた部屋には、女性も子ども達も入るのをためらう「奥の部屋」があったという。
「当時住んでいたアパートでは、何度も何度も怖い思いをさせられました。私はもちろん、2人の子どもは私より怖い思いをしたみたいです。”奥の部屋”は6畳で、洗濯物を干すため必ず通らなくてはなりませんでした。でも入るのが怖くて怖くて、夜は干さないようにしてました。仕方なく部屋に入る時は覚悟を決めて、とにかく滞在時間を短くしていました」
これも先ほどのシャワールームの「どーしても嫌」と同じの「どうしても入りたくない部屋」だ。住んでいる場所にこういう空間があると、さぞかし大変だっただろう。「滞在時間を短く」というのは、女性達が本能的にとっていた行動だろう。
その部屋にいる得体の知れない「何か」に遠慮して、気づかれないように本能が防御していたのだと思う。ちなみに筆者は”本当に怖いもの”の話を聞いたりすると、その光景が見えることがあるのだが、この投稿を読んだ時は鳥肌が立って真っ暗な「奥の部屋」が見えた。
「そのアパートには10年居ましたが、恐怖体験が沢山ありました。違う場所に住んでいる今でもトラウマなのか、2人の子ども達は『またそのアパートに住んでいて、真っ暗な”奥の部屋”の襖を閉めても閉めてもスッと開く』という夢をずっと何回も見続けているようです」
女性は「あり得ないと思うのですが、2人共に同じ夢だそうで。そのアパート絶対おかしいと思います。未だに在りますが、その部屋は数年誰も借りてないようです」と綴る。
20年経った今でも夢に出てくるとは、お子さん達は相当恐ろしい体験をしたのだろう。このアパートでの恐怖体験は他にもたくさんあるとのことなので、ぜひ他の体験談も投稿して頂きたい。
今回紹介した体験談は、シャワールームや奥の部屋にハッキリと”何か”を見た訳ではない。ただ、「この空間にいるのがどうしても嫌だ」と拒絶したくなる恐怖は、霊感のある人なら共感できるのではないだろうか。ショッキングな体験談を求めている人には物足りないかもしれないが。
みなさんも「ここに居たくない」と思う場所に行ってしまったら、可能な限り逃げることをオススメする。
※キャリコネニュースでは引き続き「幽霊はいると思いますか?」や「持ち家は必要だと思いますか?」に関するアンケートを募集しています。