女性は現在、専門職の個人事業主として年収2000万円以上を得ている。大学で学んだことは、今の職業には直接結びついてはいないというが、「職業を選ぶにあたって、大卒じゃないとつけない職業もたくさんあります」と自身の経験則を綴る。
「私は国家資格を持っていますが、この資格は基本的に大卒じゃないと受験できません。職業選択の際に最も多くの選択肢があるのは大卒です。よくベンチャーで成功した人は『中卒でも大卒でも同じ』と言いますが、それはたまたまその職業で当たったからです」
また「『学歴は関係ない』という人は、単に負け惜しみを言っているようにしか思えません」と述べ、「大学卒業の学歴は必要です」と書いている。
「大学や大学院は、凡人には必要」
パート・アルバイトで年収550万円を得る東京都の70代院卒男性は、人生の経験者として達観した意見を語る。断片的な知識を得るには、本人の強い意志も必要だが「書物を読むことで達成できる」と前置きした上で、
「しかし体系化された知識や思考として統合することは、天才でない限り難しいと思う。また指導を受けたい教員がいるのであれば、学ばなければならない枠を与えてくれる大学や大学院は、凡人には必要だろう」
と述べている。ちなみに男性が高学歴と感じるのは「博士号保持」とのことだ。
青森県の30代男性は「学歴=努力してきた証のような気がする」という。自身は高卒で、現在はメーカー系の技術職として年収450万円を得ている。自身の学歴について「自分が選んだので不満という感覚はないが、強いて言えば後悔はある」と続ける。
「若いうちにしっかり努力して学を身に付けていれば、社会人になってからも苦労が苦労と思わず生きられたのかなと感じている。もちろん社会人になってからも、仕事に関しての勉強は必要だが」
また知識を蓄えるためには「やる気を出して勉強しなければならない場面も出てくる」という。それを踏まえた上で「努力が出来るか出来ないかは、普段からの習慣が影響してくるだろう」と綴っている。
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