ソニー・ミュージックソリューションズは3月25日、AIを活用した対話システム「束縛彼氏」をリリースした。
利用にはツイッターアカウントが必要で、公式アカウントをフォローした上で、ハッシュタグとメンションを付けてAIキャラクター「新藤暁(シンドウ・アキ)」にメッセージを送ると、少しだけ束縛めいたリプライが返ってくる仕様になっている。
「何してるの?」と聞くと「今は本を読んでいるところ」
「新藤暁」は、都内の大病院に勤める29歳の小児科医で、「最近、気分転換を兼ねてTwitterを始めた」という設定だ。身長178センチ、体重65キロ、血液型はA型。一見して”理想の彼氏像”という様子がプロフィールから見て取れる。
リリースでは「渋谷にいるの?」というリプライに対して、「久しぶりに渋谷きたけど、人、案外いるんだね…。」という返答がきている。さらに、しばらく会話を続けると、
「よかったな。それであんまり連絡くれなかったんだね」
などと”束縛彼氏”めいた返信がもらえるようだ。システムには、ソニーの対話AI技術を活用。AIキャラクターを実現するため、シナリオベースの対話と機械学習による対話を組み合わせて幅広い対話を可能にしている。
キャリコネニュースも実際に利用してみた。「何してるの?」とリプライを送ると「今は本を読んでいるところ。仕事関連の本だよ」と返ってきた。仕事人間のようだ。また「私のことどれくらい好き?」と聞くと、「◯◯さん(ツイッターアカウント名)のこと?」と返ってきた。
続けて、再度「そうだよ。私のことどれくらい好き?」と聞くと、「災難だったな…」とのリプライが来た。こちらがメンヘラ彼女になりかねない返答だ。まだ新藤氏とは”親密”になっていないため、そっけない返事が来るのかもしれない。
サービスは4月27日までの提供となっている。