貧しい家庭環境に育った男性。大学時代は奨学金制度を利用し、実家から通っていたという。当時は勤勉な苦学生だったようで、「周りが遊んでいる中、酒は飲まず、月に400時間ほど勉強したこともあった」と続ける。
「1限の授業のために、毎朝7時に家を出る生活だった。授業を休むのは半年に1回あるかどうかで、席は決まって一番前。ゴールデンウイークは図書館でレポートを書き、大晦日の年越しは研究室で実験をしていた。国立大学に飛び級制度があるなんて知らなかったものの、成績が良かったためその権利も得られた」
本来なら、就活も教授推薦が受けられるレベルだったという。しかし就職氷河期が災いしたほか、企業とのつながりも持っていなかった学科だったことから「やむを得ず、自由応募で就活をすることに」と再び続ける。
「就活が上手くいっていれば、こんな後悔はしていなかったと思う」
「時代のせいもあるが、就活は本当に残念な結果になった。ちなみに大学院卒業まで異性との接点はほぼなく、携帯電話のアドレスにも女性の名前は皆無。勉強ばかりしていたせいで友達が少なく、異性と楽しく遊んだ思い出もない。恋愛にオシャレに遊びなど、若い時にしかできないことはたくさんある。就活が上手くいっていれば、こんな後悔はしていなかったと思う」
男性は「勉強なんてしなければよかった」と未だに後悔しており、「数年前に転職して年収は上がった。しかし、この30代まで苦労だけで使い果たしてしまった」と書いている。
ほかには、
「きちんと仕事をしていても、会社都合による派遣切りの目に遭っている現実があるので」(50代女性/大阪府/派遣社員/年収100万円)
「給料を上げて欲しくて頑張ったが、上層部のいいように使われた結果、体を壊し動けなくなった。そして給料も下がった」(40代男性/熊本県/エンジニア/年収250万円)
といった声も寄せられていた。
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