助けを求めた4人は支援団体によって保護された。会社には行政の調査が入ったが、その後も労働環境の改善は見られないという。その後、さらに数人が保護されたが、会社に残ったうちの1人が今月下旬、脳出血で倒れ、意識不明の状態が続いている。
ネットでは番組に衝撃を受けた視聴者が多く、「今治タオルもう買わない」などの声も挙がった。番組内で企業名は伏せられていたが、報道された会社の外観などから、実習生が働いていたのは森清タオルだと断定する声が高まった。
こうした批判を受け同社は25日、公式サイトに、
「6月24日にNHKの『ノーナレ』という番組で今治のタオルの縫製工場が取り上げられました。当社ではないかという問い合わせが何件か寄せられていますが、当社は関連会社を含め、技能実習生の雇用をしておりません。今後もみなさまに愛される会社を目指して参りますので、よろしくお願いいたします」
という声明を掲載。ネット上での噂を否定した。また、タオル工場の労働環境について最初に取り上げたEテレ『バリバラ』の公式ツイッターも同日、
「昨夜の『ノーナレ』でバリバラに出演してくれた技能実習生たちをあらためて取材しました。ただ、取り上げた会社とは無関係な会社がネットに出ています。問い合わせや苦情が殺到し、困っておられます。控えて下さいますようお願いします」
と注意喚起している。