先日、5ちゃんねるで「ばくれつけん」の入力のコツを調べてみると、偶然にも「格闘ゲームが衰退しちゃったのってオッサンが全力で新規を排除するからだよな?」というスレッドを見つけた。
スレ主はスレッドのタイトルにあるような主張をしている立場であるが、僕個人の意見を言わせてもらうと、やっぱりそういう側面はあると思う。というのも、ゲーセンによっては稼働中の格ゲーで遊んでいると、後ろから「全然なってないな~」みたいな小言を吐いてくる常連さんってのがいるのだ。僕は実際にそういうの遭遇したことがある。数は少ないけど、いるのだ。
時には練習してるときに乱入されてボッコボコにされたりなんかしてね。地道にコンボの練習とかやってるときに、オンゲーの初心者狩りよろしくフルボッコにしてくるのだから、やっぱり気分は悪くなってしまう。こっちもお金を使ってやってるのだ。
僕はこれを『鉄拳5』で経験した。根性がないので、もうそれっきり格ゲーは触らなくなったけど、人によってはムキになって頑張って、どうにか古参にも勝てるようになるってこともあるんだろう。そういう人は尊敬する。
「ゲーセンからブレイクしたシューティング格ゲー音ゲーは全部死んだ」という声も
ただ、古参ゲーマだけが原因で格闘ゲームというジャンル自体が衰退していくはずがないという気もする。これについてはスレッドでも色々と書き込みがあり、冷静な意見も多い。
ちょっといくつか、引用してみたい。
「多様化の結果人口が減っただけ」
「ゲーセンが終焉したからだよ」
「言われてみればゲーセンからブレイクしたシューティング格ゲー音ゲーは全部死んだな。流行りのバトロワ系を除くと生き残ったのは昔ながらのRPG、アクション、レースぐらいか」
と、このように「なるほど、そういう意見もあるのか」という気持ちにさせてくれるものがいくつか目に付いた。ジャンルの多様化によって昔ながらのユーザーもたしかに減ってるし、面白いコンテンツもどんどん増えていく。そしてゲーセンも最近は少なくなっているし……。
にわかをあざ笑う古参に嫌な気分にさせられた経験のある僕としては、ついつい「あいつらが悪い!」と言いそうになってしまうが、まあ後ろ向きで閉鎖的な古参だけの力でコンテンツが死ぬなんてことはないか。