ステーションには、普段は音の出ないラジオが置いてある。しかしその日は、なぜかラジオから音が出ていた。女性は電源を消そうとラジオを触るも、スイッチがオフにならなかったという。
「電池を抜こうと、中身を開けたところ電池は入っていませんでした。結局、ラジオを離れた場所に置いて朝になるのを待ちました。申し送りが終わって、ラジオの件を師長や先輩に報告すると『数年前に亡くなった患者さんのもの』だと言っていました」
奇しくもその日は、ラジオの持ち主である患者の命日だったという。しかも「音が鳴り始めた時は、ちょうど息を引き取った時間だったそうです」と綴る。
また、それとは別に、
「友人たちとバイクでドライブに出かけた際、ツーリングで有名な場所を走っていました。その時に、ふと視線を横に向けたら血まみれのヘルメットが見えました。死亡事故現場だったそうです」
ということもあったと綴る。
富士の樹海で、気づけば車に”なにか”がいる
60代男性は、過去に”富士の樹海”こと青木ヶ原樹海で味わった恐怖を振り返る。その日は、会社の用事で深夜の霧が深い中、山梨~静岡間の一般道を走っていた。辺りは自殺の名所として知られる青木ヶ原樹海に近い場所だったという。
「突然、右後方から痩せた青白い右手が出てきて、ハンドルを掴まれた。自分の顔の直ぐ右隣に相手の顔がある状態だった。でもそれを見てしまったら、瞬時にパニックになりそうだと判断し、ハンドルをがっちり握ったまま、霧で真っ白な前方をただ見つめて走った」
男性はその際「おそらくそいつは私がハンドル操作を誤ると望んでいる、ということが瞬間的に頭に浮かんだ」と鬼気迫る心境を明かす。
その後、青白い右手はしばらくして自然に消えたかのように思ったのも束の間。気配は後部座席に移動しただけだったという。
「その後、乗り越えるようにして助手席に移り、こっちを見ていた。決してその方向に顔を向けてはいけないと、ずっと前を見て運転に集中。しかし、相手は左目の視界の端で捉えており、しっかりとわかった。長い白髪の痩せこけた老婆であることが」
そのまま少し開けた牧場の辺りまで車を走らせていると、だんだん霧も薄くなった。市街地の灯りが見え始めたころには、いつの間にか助手席の気配も消えていたという。
ほかにも、
「父親が硫黄島の生き残りで、よく『幽霊はいる』と言っていました」(70代男性)
といった声も寄せられていた。
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