コミケ参加のグラドル、行ってみるとブースで号泣、いったいなぜ… | キャリコネニュース
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コミケ参加のグラドル、行ってみるとブースで号泣、いったいなぜ…

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ブースで号泣していたツジ・ルイス(撮影:徳重龍徳)

世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット99」が2021年12月30、31日に開催された。最終日の31日にはコスプレジャンルのサークルが参加し、えなこ、伊織もえなど雑誌のグラビアでも活躍する人気コスプレイヤーも数多く参加した。

昨年「ミス東スポ2021」「ミスSPA!」とグラビアオーディション2冠に輝いたツジ・ルイスもサークル出展したが、ブースへ取材に訪れると号泣していた。実は現金が入っていたトートバックがなくなったとコミケのスタッフに報告した直後だったのだ。(取材・文:徳重龍徳)

10万円が入ったトートバックが消えて…

「自分のブースの後ろにキャリーケース、リュック、トートバックをまとめて置いて開場時間の10時を待っていたんです。10時15分頃に会計のお金を出そうと思い振り返ったら、会計のお金が入ったトートバックだけなくなっていたんです。最初は不思議と冷静だったんですが、後から『終わった…』って気持ちになりました」

バックの中には現金10万円のほか、チェキやカメラなどが入っており、総額15万円の被害。ツジのブースの後ろ側にはサークルの出展はなく、「後ろのテーブルの出展がなかったので後ろから入ってきたのかもしれません」という。

もともとは2021年を振り返ってもらおうと取材に訪れたが、まさかの事態。取材については気丈に「受けます」と話すも、ツジの目は真っ赤で、時折涙が浮かぶ。

「今回が初めてのコミケ参加です。初めてで……。うー、グスッ。売上金もですが、THE YELLOW MONKEYのトートバッグを持っていかれたことに怒りを感じます。バックだけでも返してほしい……」

ツジにとって2021年は『ミス東スポ2021』『ミスSPA!』と2つのグラビア賞でグランプリに輝き、イメージDVDのリリースに地上波のレギュラーと飛躍の年だった。

「このコロナがあって芸能活動を始めたので、キャリアとしてはコロナ禍で自由にやらせてもらったおかげでよい感じでした。今年はグラビア2冠にもなれましたし、念願だったプロレス関係のお仕事もできました。それなのに、年の最後にこんなことがあって……」

取材が終わるとサークルのブースで接客を行ったが、背中には悲壮感が漂っていた。

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コミケのブースに立つツジ。その目はうつろだ(撮影:徳重龍徳)

ツジは取材後、かすかな希望にかけて、トートバックがなくなったことを写真とともにTwitterで公開した。

すると、数時間後にトートバックが遺失物届け場所に届いていることがわかった。サークルのスペースに置いてあったトートバッグがなぜ遺失物として届けられたかは謎だが、中に入っていたお金も無事だった。

「バッグがあったと聞いた瞬間は腰を抜かしました(笑)。絶望の縁というくらいの気持ちだったので、ただただ嬉しいです」

一時は生きた心地もしなかったツジだが、最終的にトートバックが戻ったことを考えると、2021年はツジの年だったのかもしれない。

すっかり元気を取り戻したツジは「来年は青年誌のグラビアを飾りたいですし、きょうのインパクトのある出来事が起こってくれることを期待してます」と話し、笑顔でコミケの会場から去っていった。

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