通っていた高校に志望大学の指定校推薦があったという女性。
「進学校だったので周囲のレベルも高く、早慶MARCH関関同立、薬学部などに行きたければ一般入試を受けるつもりで真剣に学業に取り組み成績上位を取らないといけません。出願前は誰がどこに出すなどの噂が飛び交い、完全に情報戦となっていました」
推薦枠には学校によって限りがあり、成績上位者が優勢なのは言うまでもない。ただ、成績上位者の志望校が自分の志望校と被らなければ、希望は通りやすくなる。女性はこの前提を踏まえ、こんな行動に出た。
「そんな中、学年一位の生徒の親と私の父は仕事上で繋がりがあり、彼の親が経営する会社が潰れて私立大学に行けるような経済状況じゃないと知っていました。試しに彼が私の志望学部に(推薦希望を)出すという噂を流したところ、皆が騙され出願したのは私だけであっさり決まりました」
女性は無事に志望大学への入学が決まった。女性は悪びれる様子もなく
「毎年人気の所だったのでこの件で情報戦の大切さを知ることができました」
と綴っていた。
高校生たちの間でこんな「騙し合い」が行われるようなことになるとは……。なんだか教育によくない気がする。もう推薦入試なんてやめてしまったらいいんじゃないか。