元旦からパチンコでボロ負け「もういい加減断ちたいと思います」 どうすればやめられる? | キャリコネニュース
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元旦からパチンコでボロ負け「もういい加減断ちたいと思います」 どうすればやめられる?

画像はイメージ

2024年の幕開けである。この原稿は1月5日に書いているんだけど、僕のようなギャンブル依存症の人間でも正月をそれなりに満喫し、慎ましく過ごしている。そのため、パチンコホールのお世話にはまだなっていない(ちなみに去年の収支はプラス144,860円でした)。

というのも、正月のような大型連休というのは餌撒きをしなくても客が来るのでどうせ調整も辛い。むざむざ負けに出向くようなものだし、負けたら負けたで新年早々赤が付くから気に障る。

正月ぐらい爽やかに、晴れやかに暮らしたいから、少なくともあと数日は初打ちもしない所存だ。あと単純に、あんまり余分なカネがないってのもあるけどね! しかし世間には、僕のような短期的な打ち控えという話ではなく、そもそももうパチンコもパチスロもしないぞ! と決意している人も多いようで。(文:松本ミゾレ)

「31、1日とボロ負けでした」

先日、ガールズちゃんねるに「今年こそパチンコ、パチスロ断ちをしたい人」というスレッドが立っていた。新年を迎えたこともあって、これを機会にパチンコ・パチスロをもうやめようと思う人たちがその思いを書き込む。そういう無駄なあがきの痕跡を垣間見ることのできるトピックだ。

僕なんかは前々からこのコラムでも書いているように「辞める云々以前に僕らは依存症になっちゃったんだから、自力でどうこうするのは難しい」って思うんだけど、まあそんなことは置いといて、寄せられている数々の決意表明を熱く引用紹介させていただきたい!

「トピ立ててパチンコの事話してたら良くも悪くも忘れられないから、生活からパチンコを排除するのが1番!」
「31、1日とボロ負けでした。もういい加減断ちたいと思います」
「私もパチンカス歴20年だったけど、コロナを機にやめられたよ! とはいえ『今日だけ一回くらい行こうかな…』って思いが昨日ちょっとだけよぎったけど、ぐっと堪えて家に帰った。やっぱりこういう思考が時々湧くから、きっぱり辞められてるわけではないんだろうけど、気持ちを強く持ってるよ」

と、こんな感じ。生活の中からパチンコという選択肢を排除するという声とか、実際に長くパチンコをしていたけど、コロナ禍をきっかけに現状は休止しているという声があるわけだ。

一方で大晦日、そして元旦もパチンコホールに行ってしまって、舌の根も乾かないうちから「いい加減断ちたい」とか言ってる人もいる。断言するけど、本当に辞めたいと思ってる人は元日からホールなんか絶対いかねえ(笑)

ま、依存症だから本人もしんどいのは分かるんだけどね。でも、それでも、マジで辞めたい人は元日には行かないと思う。何があっても。

パチンコホールがない地域に移り住むとか……

また、トピックを読んでいくと、そもそもパチンコ断ちをするための方法として引越しを挙げる人もいた。引っ越しって意外と有効で、僕も以前地元を出て全く縁もゆかりもない場所に移り住んだとき、新しい環境に馴染むのに精一杯になっちゃって、パチンコホールに行く気持ちにならず、そのまま数年遠ざかっていた。

結局、新しい土地で知り合った人から誘われて……という流れで復帰しちゃったけど、たとえば引越し先にパチンコホールがないというようなケースだと、卒業は難しくないんだろうなぁ。

実際近年ではホールの数もどんどん減っている。トピックにも「近隣ホールが潰れて行くことがなくなった」という書き込みが見られたし。なので、本当にどうしようもなくなって、いよいよパチンコとかパチスロとか辞めないといかんぞってなったら、いっそ引越しするのも手だろう。少なくとも僕ですら効果は数年持続したし。

で、万が一引越し先でまたパチンコしたくなっちゃったら、返す刀でさらに引越し!

家族に迷惑をかけると一生恨まれてるので、そういう人はマジで辞めようね…

ちなみにこのトピックには、元日からパチンコで負けといて「もうぜったい、やめまぁす」とか言ってる人ばかりが集まっているわけではない。中には、そういったパチンコ依存症の家族に振り回されて散々な目に遭った人の声も見受けられる。

それが以下の書き込み。

「父が一時期パチスロにハマって、家の金全部注ぎ込んで、母が泣いて訴えても、父の母が説教しても辞めなかった。このままじゃ借金しないともう金がない、という所まで行って、なんとか辞めた。そのおかげで私の大学進学は諦めざるを得なかった。弟はなんとか貯金が出来て(それでも奨学金借りた)行けたけど。父はもう故人だけど、未だに恨んでいる」

このように、子供がいながらもパチスロに依存した男性が、その死後においても未だに我が子に恨まれているという事例が書き込まれていたのだ。

死してなお、将来の可能性を潰してしまった我が子にこうして憎まれるというのは、それだけ家庭を顧みなかった結果。ギャンブルって基本的には負けるし、勝ったとしても時間を奪うしょうもない趣味である。

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