年収700万円の父親「専業主婦は色々ずれてくる」に息子が反発 「カーチャンバカにしてるとしか思えんわ」
スレ主はひとりっ子で、現在学生。奨学金を得ているため、それほど家計の負担にはなっていないと思われる。両親は老後に向けて貯金もしているようなので、金銭的な問題があるとは思えず、共働きが疑問だったようだ。
父親の回答を聞いたスレ主は「カーチャンバカにしてるとしか思えんわ」と憤り、「専業だって近所付き合いや親戚付き合いをしっかりして家を守ってると思う。親父はそういう人たちを見下したんだ」と怒り心頭の様子だ。
しかしスレッドでは、父親の意見を「親父正論」「ええ父親やんけ」という意見が相次いだ。
「ずっと専業主婦だとストレスたまるだろうな」
「仕事で外界と接点あるって事はかーちゃん自身にとって良いことじゃん」
父親は専業主婦を見下しているのではなく「専業という形態のデメリット」を指摘しているというわけだ。「テレビと友達と家族しかない」生活は、世界が狭くなる。身内の相談ごとがあったときでも、職場などを通じて「客観的な視点」を得られるという人もいた。
週に2回くらいのパートに出るだけで「容姿にもズボラになりにくくなる」と指摘する人も。仕事を通じて他人とかかわるためには、いろいろな制約が出てくるが、それがかえって刺激になっていいということのようだ。
「家事全部おかん任せだったら親父グズ」と指摘する人も
古い考え方の男性であれば、妻は夫や家族に奉仕することに専念して欲しいと望むかもしれない。妻が働きに出ることは、夫の稼ぎが足りないと誤解されるとして、いまだに「世間体が悪い」という人もいる。
そのような考えの男性に比べれば、確かに「ええ父親やんけ」という評価になる。妻が夫に経済的に依存しすぎることを避ける視点から、働くことを勧める人もいた。
「女もちゃんと働いてれば好きな時に離婚できるんだよ。経済力がないと相手に支配されるだけだから」
ただし「正論」が成り立つには、夫もある程度の家事分担をしなければ、妻の負担は大きくなるばかりだ。そのため、兼業主婦を勧める場合であっても「家事全部おかん任せだったら親父グズだけどな」と指摘する人もいた。
確かに共働き夫婦は増えたが、依然として「家事は女性」から脱却できていないところが多い。厚労省の調査でも「1日あたりの末子6歳未満の夫婦の育児・家事時間」では共働世帯の夫が70分のところ、共働き世帯の妻は368分と5倍以上となっている。
スレ主は触れていなかったが、もしかすると家事と仕事を両立する母親の負担ばかりが重いように見えたため、「なぜ父親はそこまでして働かせるのだろう」と疑問に思ったのかもしれない。
あわせてよみたい:少子化対策には『年収700万円』!?