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成功者なら誰もが行っている「小さな意思決定」と「大きな意思決定」のルール

米コロンビア大での研究によると、私たちは日常生活の中で1日に70回も意思決定をしているそうです。その中には「朝食に何を食べるか」「どの仕事から手を付けるか」といった小さなものから、「2つもらった内定からどちらの会社を選ぶか」「愛する誰かのために新しい土地に引っ越すべきか」「有害な人を自分の人生から切り離すべきかどうか」といった難しい決定もあります。

米フォーブスに寄稿されたテラヴィス・ブラッドベリー氏の記事によると、意思決定は筋肉のように動くものであり、生活の中で酷使しすぎると疲れて働きにくくなるのだとか。したがって成功者は「決定疲労」を回避するために色々な戦略をとっているそうです。(文:夢野響子)

小さな意思決定は「ルーチン化」してしまおう

1日に70回意思決定をしている

1日に70回意思決定をしている

成功者となるためには、毎日の決定事項に優先順位を付けて、それらを効果的に行うスキルを身に着けることが不可欠。「決定疲労(decision fatigue)」を回避する方法の一つは、小さな判断は同じ手順を繰り返すルーチンにしてしまうことです。

アップル創業者の故スティーブ・ジョブズは毎日、仕事に黒のタートルネックを着ていたことで知られていました。フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグも、いまだにパーカーを着ています。両者とも決定疲労を減らして精神的リソースを解放し、より複雑な決定のために使っています。バラク・オバマ米大統領も、こう述べていました。

「私は紺かグレーのスーツしか着ない。できるだけ下さなければならない決定を減らしたいから。何を食べるか、何を着るかなどという決定はしたくない。それ以外に決めなければならないことがたくさんあるから」

決定疲労に対処するもう一つの方法は、小さな決定は午後の疲労が一番激しい時に回し、大事な決定は朝、心がフレッシュなときにすることです。重要な決定を立て続けにしなければならないような場合には、朝早く起きて一番複雑なタスクから取り掛かることです。電話やメールが舞い込んで、気が散らされないうちに。

翌日いいスタートを切るために、小さな決定は前の日に行っておく方法もあります。例えば前夜のうちに翌日の服をレイアウトしておくと、目を覚ましたときに何を着るか考える必要がなくなります。

大きな意思決定は、定められた基準に照らし合わせる

一方の「大きな意思決定」について、英語には「一時の感情で、長期的な意思決定をするな」ということわざがあります。成功者は自分の感情に注意を払い、自分の意思決定を客観的、理論的に見ているのです。

しかし多くの人は、成功者のように自分の感情をよく認識していません。TalentSmartが100万人以上に行ったテストでは、自分の感情を正確に識別できている人は、全体のわずか36%にとどまったそうです。

よい意思決定者は、機嫌の悪さが道徳的でない行動を促し、機嫌のよさが自信過剰や衝動的な行動の原因になることをよく知っています。これを避けるために、例えば次のようなあらかじめ定めた基準に照らし合わせて、決定を行うこともあるそうです。

その決定は、私(または誰か)にどんな利益をもたらすのか?
その決定は、私(または誰か)にどんな害をもたらすのか?
その決定をすることで、私は後悔するのか?
またはその決定をしないことに、私は後悔するのか?
その決定は、私の価値観に合っているのか?

小さな意思決定には不要でしょうが、大きく難しい意思決定には使えるかもしれません。もしも悩んでいることがあれば、これに当てはめて考えてみてはいかがでしょうか。

(参照)How Successful People Make Smart Decisions (Forbes)

あわせてよみたい:世界トップ経営者はどれくらい眠っている? ビル・ゲイツは7時間

 

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