シャープ公式ツイッター、就職不人気記事で名指しされ動揺 「だからこそ……お待ちしております」
記事では文化キャリアパートナーズが発表した「2017年卒ブンナビ学生調査」を紹介。「今年、就職人気が下がると思うのはどこですか」と学生に聞いたところ、「電気機器メーカー」が22.2%で最も不人気という結果となった。さらに、名古屋大学の学生からは
「TOSHIBA、SHARPなど、成長性が感じられないと考える学生が多そう」
といった声が出ていたという。
シャープは公式ツイッターでキャリコネニュースの記事を紹介。冒頭の「ウッ」という投稿のあと、「いやだからこそ・・でもだからこそ・・お待ちしております」と新卒採用ページのURLを紹介した。
ちなみにシャープは4月中旬、2017年の新卒採用者数を、2016年卒の2倍弱にあたる290人にすると発表している。
また、「SHARP製品/ネットサービス」の公式ツイッターアカウントも記事に触れ「辛口っていうか、事実ですからね… ただ、歴史的な…あっ」という投稿をしている。一連のシャープの投稿対して、公式アカウントにはユーザーからの励ましのコメントが相次いだ。
「自分の家にはSHARPさんの製品ありますし、SHARPさんがいるから将来性が其処までないとは思いませんので元気出してください」
というコメントをユーザーが製品の写真つきで投稿。SHARPは「愛用をありがとうございます」と返信している。
「自分でこういうニュースに触れるあたり好感持てる」という声も
その他にもフォロワーからは、「まだだ、まだ終わらんよって言ってやればいいですよ」という応援や
「それはあくまでも経営陣が悪いだけであって 働いてる技術者や内勤の方々は なんにも悪くないんですよねー。 それは広報だって同じだと思います」
など、経営不振のニュースを事実として受け止めるものの、だからといって働いている人が悪いわけでないという擁護的な投稿もあった。
また、自社に不都合なニュースを敢えてツイートするシャープ公式アカウントの姿勢を称賛する声も。
「自分でこういうニュースに触れるあたり好感持てる企業さん」
「耳が痛い話題に自ら触れる姿勢に好感を持った」
マイナスの評価は、できれば触れたくないのが人情というものだろう。新卒採用に際し、イメージを大切にする企業ならば、一般人よりもイメージについて敏感になるのは無理からぬことである。
このような状況の中、自社に向けられた「就職人気が下がると思う業界第1位」という学生の評価にあえてコメントする姿勢が、潔いとユーザーに受け止められたようだ。
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