「飼い犬が死んだので休みます」で、上司の意見がまっぷたつに分かれた! どちらが正しいと思いますか?
忌引きを申請した訳ではないので、会社のトップが許可したのであれば、直属の上司の考えにかかわらず、休んでも問題ないという意見です。しかしこれでは逆に、社長がダメと言ったら休めないということになりますが、それでもいいのでしょうか?
その一方で、社長の意向にかかわらず「ペットの死を理由に仕事を休むのは仕方がない」「良いと思う」という意見も複数あります。悲しいだけでなく、事後処理も必要になるというのです。
「飼い犬が死んだら火葬したり、埋めたりと大変なんで、休みがあってもいいと思いますが…」(uipwhe2916さん)
「我が家も飼い猫が亡くなったとき、ペット葬儀をしまして、遠方まで出向き、葬儀や火葬で1日かかりました」(g_goken_flushさん)
個人の事情で休みを申請して何が悪いの?
今は「ペットロス」なんて言葉もある時代。ペットを大切な家族の一員と考えて、人間同様に別れを惜しんだり、葬儀・火葬をしたりするという人が増えています。
今年1月5日付け日経新聞によると、ユニ・チャームは社員のペットが死んだ場合に1日の特別休暇を取得できる制度を作ったそうです。当面は犬・猫のみだそうですが、同社がペット用品を販売しているという背景もあるのでしょうね。
また時事通信によると、「ペット保険」を扱うアイペット損害保険では、昨年7月から犬や猫と暮らす社員が、ペット死亡時に兄弟や祖父母が亡くなった場合の忌引き期間に相当する3日の休暇が取得可能になったとか。まさに「ペットは家族」の発想です。
最近になって、ようやく「有給休暇の取得に理由がいらない」ということが浸透してきました。失恋であろうが飼い犬の死であろうが、個人の事情で休みを申請することが「仕事をなめている」と批判される憂鬱な世の中は、早く終わって欲しいものです。