赤旗「小林多喜二がゲームで人気」にファン反発 「キャラクターと政治を近づけないで」 | キャリコネニュース - Page 2
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赤旗「小林多喜二がゲームで人気」にファン反発 「キャラクターと政治を近づけないで」

 ©DMM GAMES

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ツイッターでは、記事を読んだ一部のファンから「キャラクターと政治を近づけないで」という声が挙がった。

「政治色濃い物と絡ませるとろくなこと無いから本当にやめて。別に誰がどの政党を応援してようが勝手だけど、キャラクター巻き込まないで」
「とにかくキャラクターと政治を近づけないでほしい。(中略)もちろん多喜二に限らず他のキャラも」

ゲームのキャラクターはあくまでもフィクションとしてのキャラクターであり、史実とは異なると力説する声もある。放っておいてほしい、ということのようだ。

「たのむから文アル多喜二サンと日本共産党を一緒くたにしないで欲しい。ゲームはゲームだろう!!!と言いたい」
「(赤旗に)文アルの多喜二が触れられていると今知り気分がすこぶる悪い。史実ならまだしも二次元など『作品』に出てくる多喜二を引き合いに出すのはどうなのさ」

共産党関係者もツイッターで同記事を紹介していたが、「こういう連中が寄ってくるから取扱に気をつけねばいかんのだ」と嫌悪感を表明するファンがいた。

赤旗「政治利用という見方は理解ができません」

ただ、こうしたファンの反発には、違和感を覚える人が多かったようだ。「小林多喜二は明確に政治的な人間」なのだから、「政治利用」に反発するファンは理解できないというツイートが大きな反響を呼んだ。

「(小林多喜二は)共産主義者であり、共産党員でもある。そしてその事が原因で逮捕され、拷問の末に獄中死したのだ」
「むしろゲームの制作会社とプレイヤーこそが小林多喜二をアニメ的、ゲーム的に利用または消費しているという認識の方が妥当ではないのか」

そもそも小林多喜二は共産党員だったのだから、ゲームのキャラクターになった小林多喜二を共産党が取り上げるのも当然のことと言えば当然だ。作品にも共産主義思想の影響が色濃く出ており、政治抜きで語ることの方が不自然ではある。

赤旗の担当者によると「特に抗議は寄せられていませんが、政治利用という見方は理解ができません」ということだった。小林多喜二だけでなく、政治と何らかの関わりを持っていた文豪は多い。たとえゲームのキャラクターだとしてもそうした側面を切り離すのは難しいのではないだろうか。

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