ランサーズで山尾志桜里氏のバッシング記事が800円で発注される 「愛知7区の無効票が多すぎる!」と内容指定 | キャリコネニュース
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ランサーズで山尾志桜里氏のバッシング記事が800円で発注される 「愛知7区の無効票が多すぎる!」と内容指定

民進党を離れ、今回の衆院選に無所属で愛知7区から出馬していた山尾志桜里氏が、自民党の現職を僅差で下し、当選した。

この選挙結果に納得がいかなかったのだろうか。ランサーズには10月23日、「愛知7区の無効票が多すぎ!山尾志桜里の選挙区に何が起こったか!?」というタイトルの記事を作成する依頼が掲載された。報酬は800円だという。

発注しているのは脱サラした40代男性、ブログの運営をする個人事業主

ランサーズのアーカイブ

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山尾氏は12万8163票を獲得。敗れた自民候補とは僅か834票差だった。ネットでは「1万票を超える無効票は異常」といった根拠のない反発の声が上がっていた。報道によると、愛知県の選挙管理委員会には、不当な抗議の電話が相次いでいるという。しかし投票総数に無効票が占める割合は4.23%と飛びぬけて高いわけではない。

今回、ランサーズに掲載された仕事を発注しているのは、東京都に住む40代前半の男性。自己紹介欄によると、会社員を辞め、個人事業主としてブログの運営やYoutube動画の投稿をしているという。子どももいるそうだ。

仕事依頼では、記事の構成についても、

1.愛知7区の無効票が多すぎる!(400文字以上)
2.山尾志桜里の選挙区の当落結果(500文字以上)
3.愛知7区で無効票が多かった理由を考察(500文字以上)
4.記事の感想をまとめる(100字以上)

と細かい指定があり全部で1500文字。誰でも簡単に書くことができるようになっている。26日までに削除され、現在は見ることができなくなっている。

関連があるかは定かではないが、とあるブログに同タイトルで構成も指示通りの記事が23日に掲載されている。「今回の愛知7区では、明らかに無効票が多いので、何らかの不正があったのではないかという声も一部ではあがっています」としながらも、

「もちろん、これはあくまで噂に過ぎず、事実として確認できていることではありません。選挙は、公職選挙法によって適切に管理及び処理されていますので、不正はできないようになっています」

と書かれている。内容は一応穏当ではある。

「政治思想とは無関係な『おこずかい稼ぎ系ブログ』」?

この仕事依頼が判明すると、ネットでは

「ネトウヨがRTしてアクセス稼げそうな記事を発注してるのね」
「政治思想とは無関係な『おこずかい稼ぎ系ブログ』でしょう」

といったコメントがいくつも寄せられていた。政治的な思惑があって記事を発注した可能性も否定できないが、単純にその時々で話題のテーマを取り上げ、アクセス数を稼いでいるだけの可能性は高い。

今回の件について、山尾志桜里事務所の担当者に確認したところ、「何らかの対応をする状況ではありません」とのことだった。

ランサーズには以前にも、「政治系サイトのコメント欄への書き込み。保守系の思想を持っている方」という依頼が1件30円で掲載されていた。クラウドワークスにも「政治系の記事作成。保守系の思想を持っている方限定」といった依頼が1本800円で出されていたことがある。

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