3月のプレミアムフライデーは年度末 「忙しければ振替実施して」事務局が呼びかけ | キャリコネニュース - Page 2
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3月のプレミアムフライデーは年度末 「忙しければ振替実施して」事務局が呼びかけ

もうすぐ導入から1周年です

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しかし、プレミアムフライデーが導入された経緯を考えると、「振替プレミアムフライデー」は矛盾している。同制度は働き方改革と個人消費の喚起促進を目的に設定されたと言われている。

月末金曜日になったのも、給料日後の週末にあたる企業が多いことから、消費喚起に望ましいと考えられたためだ。経産省の消費流通政策課(取材当時は流通政策課)の担当者は昨年6月、キャリコネニュースの取材に「元々は消費喚起が目的」と答えている

それなのに、財布の中身が最も心許ない時期でも構わずに振替実施を推奨するのは、臨機応変といえば聞こえはいいが、迷走している印象も受ける。

推進協議会が毎月のプレミアムフライデーに設定しているテーマともずれが生じる。3月のテーマは「お花見」だが、ウェザーニュースが2月15日に発表したデータでは、東京の開花予想日は3月22日だった。他の主要都市も、福岡が21日、名古屋が23日となっている。仮にプレミアムフライデーを一週間前倒して3月23日に実施したところで、花見を楽しめるほど桜は咲いていない。

ちなみに、DeNAトラベルが1月9日に発表した調査では、2017年12月下旬から2018年1月頭の時点で、勤め先でプレミアムフライデーを実施していると答えた人は10.6%しかいなかった。導入前にはEY総合研究所が「経済効果は5000億円超」と謳っていたが、振り替えてまで実施する意義はあるのか、疑問が残るところだ。

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