新入社員の7割以上、仕事よりプライベート優先 「実力主義の職場で働きたい」人も6割超 | キャリコネニュース
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新入社員の7割以上、仕事よりプライベート優先 「実力主義の職場で働きたい」人も6割超

日本能率協会は4月12日、新入社員の仕事に対する意識調査の結果を発表した。調査は、同会が開催する新入社員向け公開教育セミナーの参加者を対象に実施。352人から回答を得た。

新社会人としてスタートする今の気持ちを表す漢字1文字を聞いたところ、「新」が28件で最も多く、次いで「挑」が24件だった。新たに社会人となり、仕事や新生活に挑戦していくという意味で選んだ人が多かったのだろう。3番目に多かったのは「努」(12件)だった。

理想の上司・先輩は「部下の意見・要望を傾聴する」

人口知能(AI)・ロボット技術の発展が目覚ましいが、これを踏まえ、5年後の日本のビジネス環境はどうなると思うか聞いたところ、「新しいビジネスが次々生まれ、日本の競争力が高まる」が47.4%で最も多かった。「現在のビジネスが通用しなくなり、日本の競争力が低下すると思う」の27.8%を上回っている。将来のビジネス環境を楽観視している人が多いようだ。

働きたい職場は、「個人が評価され、年齢・経験に関係なく処遇される実力・成果主義の職場」と回答した人が65%で、「ある年代まで平等に処遇される年功主義」の35%を大きく上回っている。

働く目的として最も多く支持を集めたのは、「やりがいや充実感を得ること」(40.9%)。2番目は「自分の能力を高めること」(33.5%)、3番目は「いろいろな人に出会うこと」(33.2%)だった。

プライベート優先の人が多数

プライベート優先の人が多数

プライベートと仕事のどちらが優先かという質問には、プライベート(「どちらかというとプリベート」を含む)と回答した人が75.8%に上り、仕事(「どちらかというと仕事」を含む)は24.2%に留まった。

理想的の上司や先輩について聞いたところ、「部下の意見・要望を傾聴する」(33.5%)、「仕事について丁寧な指導をする」(33.2%)、「部下の意見・要望に対し、動いてくれる」(29.0%)の順に多かった。

仕事をしていく上で不安なことは「上司・同僚との人間関係」が39.8%、「仕事に対する自分の能力・スキル」と「ビジネスマナーや常識」が共に36.6%だった。

女性の8割以上が、子どもが生まれても仕事を続けたいと回答


育児と仕事について

育児と仕事について

将来の育児と仕事について、自分自身の希望を聞いたところ、男性では「仕事を続けたい」(58.9%)、「続けられる環境があれば続けたい」(34.4%)で合わせて9割以上が仕事を続けたいと回答。女性でも「仕事を続けたい」(33.3%)、「続けられる環境があれば続けたい」(48.6%)と8割以上が働き続けたいと答えている。

逆に、配偶者に望むことを聞くと、男性では「仕事を続けてほしい」(9.5%)と「続けられる環境があれば続けてほしい」(42.3%)が合わせて5割を超えている。女性では「仕事を続けてほしい」(73.0%)、「続けられる環境があれば続けてほしい」(19.8%)となっていた。

育児休業を取りたい期間について聞くと、男性で「1年~2年未満」(27.2%)、女性で「2年~3年未満」(38.1%)という回答が最も多かった。

働いている会社が社会の役に立っているかが「とても重要だと思う」「やや重要だと思う」は合わせて93.8%に達した。

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