中原淳一の限定人形、日本橋高島屋が転売対策を実施へ 抽選で1人1体、代金引き換えで同一住所には1体のみ
京都高島屋で3月末、限定販売の「中原淳一・ぱたーん版スーパードルフィー」が1人の男性に買い占められるという騒動が起きた。これを受けて日本橋高島屋は、5月16日から実施する同製品の限定販売を「先着順受付」ではなく、「抽選」で行うと発表した。
今回発売される人形は、ボークス社(京都府京都市)が販売する「スーパードルフィー」シリーズの1つで、イラストレーターの故・中原淳一さんの少女画を再現したもの。価格は12万4200円だ。
「より多くのお客様に公平にご購入いただけるよう販売方法を変更」
京都高島屋では3月31日、先着50人・1人2体までの限定で発売された。ところが、ある1人の男性が関係者50人を並ばせて整理券を独占し、全員分の代金を支払って買い占めるという騒動が発生。ネットでは、転売目的の買い占めではないかという批判が相次いでいた。
そのため日本橋高島屋では、販売方法を「抽選」に変更。5月16日、19日、20日の10時30分から17時までの間に、本館1階で1人につき1度だけ応募することができる。支払い方法も「代金引換」のみで、「同一住所へのお届けは1体」としている。販売数は京都高島屋と同じ限定100体。
抽選にすることで整理券を独占できないようになった。代金引換なのでまとめて支払うこともできない。”転売屋”を完全に排除することはできないが、転売目的での購入はかなり難しくなったといえる。
日本橋高島屋の広報担当者は、「京都高島屋での販売後、お客様から様々なご意見をいただきました。より多くのお客様に公平にご購入いただけるよう販売方法を変更しました」と話している。