あおり運転被害にあった人々の声 「缶コーヒー投げられて窓が茶色に」「山道走行中にハイビームで鬼煽り」
あおり運転は主に、(1)車間距離を詰める、(2)幅寄せ (3)蛇行運転、(4)クラクションでの威嚇 (5)必要のないハイビームの5タイプあり、いずれも被害の声があがっていた。
「缶コーヒー投げられたことあるよ。 窓が茶色く染まって一瞬何が起こったのか分からず事故しかけた」
「トラックに1キロ以上煽られたあげく窓にゲロみたいなの大量に飛ばされて気持ち悪かった」
「高速で前の車から生ゴミ投げられたことある。速すぎて見えないけどバナナの皮っぽいのとか」
他にもタバコなど、モノを投げられるという被害を経験した人がいた。衝撃で急ブレーキをかけることにもなりかねないため、かなり悪質である。
「田舎の走りやすい片側1車線の道路は、制限速度+20キロで走ってても煽られる」
「一車線の田舎道で前の車がノロノロ走ってて後ろの車に煽られると私じゃないのに!と思う」
田舎は道路が空いていて制限速度が形骸化していることも珍しくない。そのせいで煽り運転が起きやすく、しかも周りに合わせないほうが悪いという考えの人もいるので、制限速度を守っていても注意が必要だ。
「煽られて絡まれても絶対ドアや窓は開けちゃダメ」
対策として挙げられたのがドライブレコーダーだ。
「ドライブレコーダーと『ドライブレコーダー搭載車』のステッカー付けたら全く煽られなくなったよ。 結局、車見て煽りやすいかそうじゃないか決めているんだよね」
レコーダーの記録があれば、何かあった時の証拠となり、ステッカーで設置をアピールすれば盾となるのだ。
ほかには「運転が心配な人は初心者マーク付けておく方がいいと思う」という声もあったが、逆に煽られるという指摘をされていた。
「煽られたら譲り、場合によりゆっくり停車。 降りてきてもドアロックかけて110番。 蹴ったり叩いたりしたら器物損壊だからこちらの完勝。落ち着いて行動を」
「煽られて絡まれても絶対ドアや窓は開けちゃダメ。車の中から警察呼ぶこと」
しかし、警察を呼んでも対応してもらえなかった、という人もいた。中には「ハイハイって軽く流された」という書き込みも。通報すれば、相手を懲らしめられると思ったら、あまり期待できないようだ。
「煽り運転をドラレコで撮影して警察に届け出れば相手に警察から厳重注意か点数引かれる……っていうのを交通法で定めて徹底してくれれば煽り運転確実に減ると思うよ。もっと厳しくしてくれないかな?」
煽り運転は実質野放しにされていることが一番の問題なのかもしれない。かつての飲酒運転がそうだったように、取り締まりが強化されなければ、煽り運転の被害者は後を絶たないだろう。