先日、ガールズちゃんねるに「霊がついてると言われたことがある人」というトピックが立っていた。このトピックを立てた女性の夫は、先日訪れたスナックのママに「あんた霊が憑いてるけど、知り合いに頼めば3万で除霊してくれるよ」といきなり言われたのだそうだ。早速結構な金額の支払いを前提とする話をされた夫は、当然いい気分はしなかっただろう。
ところがこのトピックを立てた女性自身は、結構この手の忠告を信じるタチなのだそうだ。こういった話を夫から聞かされて以降、気になって仕方がない状況だというのである……。
さて、トピックには他にも、過去に「霊が憑いてるよ」と言われた人たちが結構いた。そういった方々の書き込みを、一部引用のもと紹介させていただきたい。
「言われたことある。でも霊より言ってきた人の方が気持ち悪かった」
「霊が見えるとか言う人って、全体的に構ってちゃんとかメンヘラ系な人が多いよね。変な方向で注目を浴びたがる」
「中学生だった当時、長年一緒に暮らしてた祖父が亡くなりメソメソしていたら、自称霊感持ちの厨二病の同級生女子に『貴方の家の前に悲しそうな顔をしてるお爺さんがいるよ』と言われて腹が立ちました」
霊が見えると嘯く人。その発言で相手の感情をコントロールしようとする人。そういった輩は、残念なことに世間にある程度存在している。僕もそうした面々にしばしば遠まわしのお布施を要求されてきたが、都度「霊が憑いてて問題あんの?」と反論してきた。実際霊が憑いてるってのが本当のことだとして、僕の人生には全く不自由がないし。
「霊が見える」からの「あなたに霊が」のコンボは胡散臭すぎる
大体霊が見えるだの憑いてるだの言ってくる人って信頼ならない。人は死後の世界を知らない生き物なのだから。だからこそ大昔から各国で「天国と地獄」という大まかな概念が創造されてきた。
その概念は国によって違うが、日本のように死後は土葬でも火葬でも問題なく、善行を積んでおれば仏様の待つ世界に行けるのだと信じられている国もあれば「灰になるのはダメ。天国に行けない」とする風潮が強い国もある。
天国の光景だって国によってかなり違う。極楽浄土とヘブンは全く別物だ。地獄もまた然り。仏教で伝わる地獄と、西洋宗教の指す地獄はまた違う。そして何よりも、生きている人々は誰1人あの世を知らない。だから好き勝手な夢想をすることが許されてきたわけだ。霊についてなど、余計に定義がブレまくっている。
それなのに、聞きかじりの知識に軽く乗っかって「あなたに霊が憑いてるよ」みたいなことを言ってくる人というのは、本当に胡散臭い。もっと言えば徳が低い人たちだと思う。
人を不安にさせるような発言をして、何なら小銭稼ぎもする。そういった連中が未だにいるのだからたまらない。断言しておくけど、幽霊なんていてもいなくても変わらない。全く影響なんかないのだ。バリバリの格安事故物件に住んでる僕が、それを保証する!