依然として感染拡大が続く新型コロナウイルス。経済にも打撃を与え、さまざまな業種が深刻な事態に陥っている。キャリコネニュース読者から寄せられる投稿でも、
「業績30%減、資金が尽きる……」(宮城県/50代男性)
「急激に業績が落ちた上、新規の案件がほとんどない」(大阪府/50代男性/エンジニア)
といった声は尽きない。今回は、新型コロナウイルスの影響を受けて「業績が悪化した」という人たちの投稿を紹介する。(文:鹿賀大資)
「これまでの人生の中で経験したことのない最悪な状況です」
神奈川県の60代男性は「戸建住宅や集合住宅の受注が2~3割ほど激減」といい、「仕事がない」と嘆く。北海道で建築・土木技術職として働く40代男性も「設備商品が入ってこない」という。建設業界では客からの注文が減るだけでなく、建築資材の流通もとどこおり、いわばダブルパンチの痛手を受けているようだ。
長崎県で宿泊業に携わる50代女性は、「前年同期比10%減と激しく落ち込んでいます」という。助成金も支給されず、融資の手続きもできない状況にある。しかし「業績は最悪ですが、業務は超絶繁忙期です」という。
「短時間勤務のパートさんが日を重ねるごとに離職していきます。この先どうなるのか、パートさんは生活できるだろうかなど、帰宅すると不安が募ります。最近は睡眠もとれていません」
女性は「これまでの人生の中で経験したことのない最悪な状況です」と綴っている。
「株式市場の混乱に伴い、執行できる案件数が急激に減少している」
外国人技能実習の監理団体に在籍する福岡県の30代男性も、会社の業績悪化に苦しむ。実習生の応募がないため、手続き給付も皆無だ。売上は大幅に下がっている。同時展開するETC事業の方は壊滅状態にあるという。
「私自身、契約社員なので雇用は不安定です。いつ切られてもおかしくないだろうという実感が強く、本気で転職も検討しています。待遇は良い会社ですが、会社が潰れれば元も子もありません」
男性は「契約が打ち切りになれば路頭に迷うしかないですから」と不安を募らせている。
ほかには、
「株式市場の混乱に伴い、執行できる案件数が急激に減少している」(東京都/30代男性/専門職)
「日本国内の消費が落ち込み、包装材の売り上げが落ちている。海外駐在ですが日本に帰国ができない」(佐賀県/60代男性/事務・管理)
といった声も寄せられた。
※キャリコネニュースでは引き続き「【新型コロナ】会社の業績に影響はありますか?」や【新型コロナ】緊急事態宣言でも出社しなくてはいけない人に関するアンケートを募集しています。