緊急事態宣言が5月末まで延長となった。とはいえ、職場に出勤する人たちは少なくない。鳥取県の30代女性キャリコネニュース読者からは、
「給付金の窓口業務です。困っている人たちがたくさんいるので、今が頑張り時だと思います。けれども怒りや不安をぶつけられます」
といった声が寄せられている。また、自身では感染しないよう気をつけていが「不特定多数の人と接していることに変わりありません。感染が本当に怖いです」と胸中を吐露する。
会社の方針に不満や疑問を抱く人も多い。不動産・建設系の会社に勤務する兵庫県の50代男性は、
「公共工事の現場で仕事をしています。役所の方は『気にせずに仕事をしてください』と言っています」
という。サービス系の会社で働く青森県の40代女性もその一人だ。(文:鹿賀大資)
「もう消毒するために出勤しているようなものですが、そこまでするなら休みにして」
女性の会社では、まだリモートワークの体制が不十分のため、出社せざるを得ない状況にある。そんな中での主な仕事は、コロナ対策の消毒要員だという。
「一日かけてフロア内はもちろん、人の消毒までしています。もう消毒するために出勤しているようなものですが、そこまでするなら休みにしてほしいです」
メーカー系の会社に勤務する山口県40代女性は、会社から「製造業だからラインを止めることができない」と言われ出勤している。何かしらの対策が行われるのかと思いきや、
「各部署が団子のように固まって行う昼礼があります。しかもその内容は『三密はやめましょう』です。それ自体が三密なのでは、と疑問に感じてなりません」
と綴る。さらに職場では、「うちの会社からコロナが出たら損害賠償を請求されるので絶対になるな!」といったパワハラ発言が毎日のように飛び交っているとのことだ。
「営業したところで、売上なんて微々たるものです」
飲食店に勤める大阪府30代女性は、「正社員だから」と出社を強いられている。マスクをしない客が多く、感染リスクの不安は尽きない。またアルコール除菌液が品薄のため、発注をかけても入手困難な状況だという。
「それなのに『普通に営業しろ』と言われることに疑問を感じています。しかも消毒液がないからといって、水を吹きかけて除菌しているふりまでさせられています」
サービス・販売職の埼玉県30代男性は、社長の驚愕発言について綴る。東京の会社まで電車で通っているが、
「東京都が休めと言っているのに、それに休めば協力金だってもらえるのに、社長は『働かないと体が鈍るから』と言い出しました……。そのあり得ない一言で、社員数人が出勤させられています。営業したところで、売上なんて微々たるものです」
と綴る。男性は「まだ少しは減ったかもしれない満員電車で、感染リスクのストレスを感じながら出勤しています」とも綴っている。
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