物件選びの際、「家賃は手取りの3分の1以下に」とよく言われるものだ。実際に3分の1を目安に選んだ人の回答が寄せられた。
「東京は家賃が高い。手取り18万円に対して家賃6万円と高くて困っている」(神奈川県/男性/年収440万円)
都心部ではどうしても家賃が高くなってしまうが、とはいえ、3分の1に抑えていても、そもそも月の手取りが少なくては困ってしまうだろう。地方でも、島根県に住む男性からは年収430万円なのに対し家賃5万5000円で「高い物件を選んでしまった」と後悔する声が寄せられている。
できるだけ家賃は抑えたいが、立地や築年数、セキュリティといった条件を考えると高くなってしまいがちだ。金銭面か条件面か、どこかで上手く折り合いをつけるのかがポイントになるだろう。
もはや家賃は手取りの10分の1「趣味や食事にお金をかけながら奨学金返済や貯金できる」
多くの人が都市部の家賃の高さを指摘している中で、収入と家賃のバランスに満足しているという回答も寄せられた。兵庫県に住む女性は「手取り21万円に対して家賃は5万9000円。妥当と感じます」(年収350万円)と書いている。手取り3分の1以下ならそれなりに余裕がありそうだ。
一方、収入の10分の1程度まで家賃を抑えている人はこう語る。
「手取り35万円に対して家賃が3万5000円なので、趣味や食事にお金をかけながら奨学金の返済や貯金ができている。東京でも郊外の団地であればこの値段はザラにある」(東京都/男性/年収600万円)
この男性ほど家賃を抑える必要はなくても、ある程度の余裕は持ちたいところだ。物件選びの際には、「払える金額」よりも「家賃から差し引いたお金で余裕のある生活ができるかどうか」という基準で選ぶのも一つの方法だろう。
※キャリコネニュースでは引き続き「年収×家賃」に関するアンケートを募集しています。