新型コロナで「ニンテンドースイッチ」入手困難に 量販店では品切れ、高額転売も相次ぐ | キャリコネニュース
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新型コロナで「ニンテンドースイッチ」入手困難に 量販店では品切れ、高額転売も相次ぐ

画像はキャプチャ

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新型コロナウイルスの影響でマスクや紙製品、食料品などの品薄が相次ぎ、もうウンザリしている人も多いだろう。そして今度は、中国工場の生産遅れや首都圏の外出自粛要請に伴う需要拡大などを受けて「ニンテンドースイッチ」が入手困難な事態に陥っている。

都内の大手家電量販店4店舗に問い合わせたところ、いずれも「在庫なし」「入荷未定」とのことだった。発売から3年を経たゲーム機に、何が起きているのだろうか。

店頭から姿を消した「スイッチ」 店員に「ライト」との違い聞く人も

キャリコネニュース編集部が4月3日、ビックカメラ有楽町店を訪れると、ニンテンドースイッチは売り切れ。次回の入荷時期は未定で、予約も受け付けていなかった。

一方、テレビに接続することができない携帯専用の「ニンテンドースイッチライト」は一部カラーのみ在庫があった。このため、スイッチを買いに来た客が店員にスイッチとライトの違いを尋ねる光景も見られた。

この日は、PS4の新作「バイオハザードRE:3」の発売日だったこともあってか、平日の昼間にも関わらず、レジ前は大行列に。行列の中には、別タイトルのパッケージを抱えている人もいる。先月20日に発売した人気タイトル「あつまれ どうぶつの森」だ。

この店舗では、”どう森”の陳列棚に「おひとり様一点まで」とする注意書きを設置。さらに「転売目的の方への販売は固くお断りしています」の一文が日・中・英の3か国語で記載されていた。

スイッチは売り切れだったが、PS4本体についてはいずれのラインナップも在庫があった。子どもが家で過ごす時間が長くなっている背景から、ファミリー向けのスイッチの需要が特に高まっている可能性もある。ビックカメラ広報によると、2月から品薄状態が続いているという。

スイッチライト新色、メルカリで定価2倍の高額転売も

品薄はネットショップでも同様だ。アマゾンでは、通常時は税込で約3万3000円のスイッチ本体が、新品5万7000円、中古でも5万6000円からと、高額出品のものしか残っていなかった。ライトについても通常約2万2000円のところ新品・中古ともに3万円台から出品されている。

3月下旬には、ライトの新色「コーラルピンク」を発売。リリースによると、3月末出荷予定分までは1月中に生産完了している、とされていたが、現在はスイッチ同様に品薄状態が発生している。

メルカリでも3万円代後半での新品出品が相次いでいた。高額にもかかわらず、売買成立に至っているケースが多い。同じアカウントで他の色も含めた複数台を高額出品する”転売ヤー”もみられた。

任天堂広報「スイッチライトについても中国で多くの部品を作っている」

開発・販売を手掛ける任天堂は2月、サイト上にお詫び文を掲載。文中では

「現在発生している新型コロナウイルス感染症の影響により、日本国内市場向けとして中国で生産しているNintendo Switch本体およびJoy-Conなどの周辺機器等につきまして、生産および出荷の遅延が避けられない見通しとなりました」

とされている。キャリコネニュース編集部が同社に問い合わせたところ、4月3日現在も「状況は変わっていない」という。広報担当者は

「スイッチライトについても、掲載当時は市場に在庫があったために言及しなかったが、中国で多くの部品を作っている点は同じ。社内でいろいろな努力をしており、出荷が滞ってはいないものの遅延しています」

と説明した。なお、具体的な販売台数の増減については、決算発表前であることを理由に非公表とした。

ツイッター上では「スイッチどこも売り切れてて買えない」「なんかAmazonとか6万くらいするけど、それみんな買ってんの?」と買えない人が相次いでいる。また、店員と見られる人からも「ドラッグストアの店員さんも同じ気持ちなんでしょうね。スイッチ在庫問い合わせ、多すぎる」とウンザリする声も挙がっていた。

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