任天堂が3月下旬に発売したニンテンドースイッチ用ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」の人気が止まらない。3月期の通期連結決算によると、発売から6週で世界累計販売本数は1341万本に到達。同社公開の資料には”過去最大の滑り出し”と表現されている。
このゲームに登場するアイテムなどをまとめた攻略本「あつまれ どうぶつの森ザ・コンプリートガイド」の高額転売が相次いでいる。発売日の4月28日は、すでに大半の書店が要請に従って休業。入手困難の状況が続いていることからメルカリで購入する人が多いとみられる。
同一アカウントで32冊出品している人も
メルカリでは定価1500円(税別)の2倍前後にのぼる3000円以上での高額出品が続出。手数料10%と送料をのぞくと一冊あたり500円前後の利益が出る計算になる。
中には、発売日当日に発送可能とした上で、1冊4980円で取引完了している商品もあった。また、同一アカウントで複数冊を転売する人もみられ、多い人では32冊出品していた。
発売前から予約を受け付けていたAmazonにも注文が殺到。直後の4月下旬には既に入荷1か月待ちの状態に陥り、5月11日正午現在も「同月31日入荷予定」となっている。
今月7日に営業再開した紀伊国屋書店の新宿本店では、開店30分以上前からおよそ100人が列を作り、攻略本を買い求めたという。一方、ツイッターでは「駅前の色んな店が再開していたので攻略本買えた」など、何不自由なく買えたという報告も寄せられていた。