2016年卒の就活戦線は「中小企業志望者」が増加傾向 就活の「後ろ倒し」も影響か | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

2016年卒の就活戦線は「中小企業志望者」が増加傾向 就活の「後ろ倒し」も影響か

大手企業もいいけれど…

大手企業もいいけれど…

就活ナビサイトのマイナビが2016年卒業予定の学生1832人に、現在就職活動をしている企業の規模を尋ねたところ、53.8%が「大手企業中心」と回答した。

一方で「中小企業中心」と回答したのは23.6%。2014年12月の前年度調査と比較すると、大手企業志望者数が7.8ポイント減少したのに対し、中小企業の志望者数は4.3ポイント増加している。

志望企業を選ぶ際に注目するポイントを尋ねたところ、「社員の人間関係が良い」「企業経営が安定している」「自分が成長できる環境がある」が上位に。これを受けて調査元では、2016年卒就活生の志向をこう分析している。

「単純な『企業規模』だけではなく、人間関係や経営状況など働く環境にも目を向けつつ、企業を選択しているようだ」

ベンチャーと大手の両立は「長期戦」になるから?

中小企業志向が増加した背景には、今年から始まった「就活の後ろ倒し」の影響もあるようだ。2015年3月16日号の「AERA」は、「大企業へエントリーせず就活終了? 学生変化の理由」という記事で、早大3年の女子学生を取材している。

この学生はすでにITベンチャーから内定を得ており、その時点で就職活動を終了してしまおうと考えた。まだ可能性の残されている大手企業の選考を、思い切って見送ろうというのだ。

経団連に加盟していない中小やベンチャー企業には、経団連の「後ろ倒し」は関係がない。ベンチャーで内定を得た学生が、あわせて大手企業の採用選考を受けようと思えば、就活期間はかなりの長期戦となる。これを負担や面倒だと思う学生もいることだろう。

記事中の学生も、「ベンチャーと大手が同時期に採用していたら、大企業にも全力を尽くしたと思います」と明かしつつ、「内定があるからもういいや」という気持ちが沸き起こっていることを認めていた。

あわせてよみたい:2016卒の就活生「内定もらった」3.8%

 

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 本社にクレームをいれたら、近所のコンビニが潰れてしまった話 ソフトクリームに文句を言ったところ……。
  2. 失礼すぎる面接官を黙らせた男性「あなたはお客様にもこんな態度で接するのですか?」
  3. 店長が神対応!バイト失言で激怒した客に「気に入らないなら来なくていい」 クレーマーを一喝、追い返した話
  4. メロンゼリーを買ったのに「メロンが嫌いだから返金しろ」まさかのクレームに店長がとった毅然とした対応
  5. 面接官に「素人」呼ばわりされた30代男性、ピシャリと言い返す「天狗になるのもいい加減にしなさい!」
  6. なんで? コンビニの女性店員が客前で「トウモロコシをハーモニカのようにくわえてた」 何年経っても忘れられない女性
  7. コンビニで「割引しろ!」と迫る悪質クレーマー、翌日も来店して警察の御用になる【後編】
  8. コンビニのメロンパンでクレーマー客が激怒「床に落としたパンを売りつけるつもりか!」 → 店長の一言で急に大人しくなる
  9. 上司から“あんた”呼ばわりされた男性 「私には、○○と言う名前があるんですが」と言い返したら…
  10. トイレから戻るときは「ドアを開けてもらい、所属と名前フルネームを言う」コールセンターを1日で辞めた女性

アーカイブ