軍資金が底を尽きると、ギャンブルはできない。借金をする方法もあるが、それはきわめて危険だろう。お金を取り返せなければ、借金の返済に苦しむことになる。頭ではそうした現実をわかっていても、ギャンブルにのめり込む人は少なくない。30代女性キャリコネニュース読者からは、
「パチンコ・パチスロ歴は、19歳から今まで。総額で800万円くらいは使っている。勝ったときの喜びが何とも言えずに……。自分で使えるお金が少ないので、増やそうと思いやめられない。ギャンブルが原因で自己破産する可能性が不安」(パート・アルバイト/年収250万円)
といった声が寄せられている。流通・小売系勤務の30代男性(年収300万円)は、「借り入れの歯止めが効かないので債務整理をしました」と明かす。(文:鹿賀大資)
「パチンコ以上に満たされるものがない」
男性のパチンコ・スロット歴は3年と短いが、すでに270万円の借金をしている。毎月の給料から数万円ずつ負け続けた結果だという。
「1円も返ってこないのに打ちに行ってしまう。当初は借金も無理のない返済ができるはずだった。しかし負けすぎて日々が苦痛に変わってしまった。それでもやめられない……。馬鹿馬鹿しいのもわかってるし、ただ勝ちたいだけなんじゃないかと思ってる」
ギャンブルから抜け出せない現状について、男性は「パチンコ以上に満たされるものがないと思い込んでいる」と自己分析している。さらに最近は、「遊ぶ金すらなく、もう2年間も同じ服を着回ししている」と自己破産による厳しい状況も打ち明けた。
やめたい願望はあるものの「給料日にATMの残高を見るとつい……」
派遣社員として年収350万円を得る30代男性は、パチスロにのめり込んで約9年。その間に投じた総額は400~500万円と年収をしのぐ勢いだ。それでもパチスロがやめられないそうだ。
「4万円くらい突っ込んで、やっと当たりが来たと思ったらバケ単発。その瞬間にやめたくなり、それを何度となく経験している。でもしばらくして給料が入ると、また打ちに行くという繰り返し。おかげで金もたまらない」
またパチスロに繰り出す日は、同じ姿勢で長丁場になるため「肩凝りが酷く、最近はストレートネックみたいな症状も起きている」と体の不調を訴える。やめたい願望はあるものの「給料日にATMの残高を見るとつい入ってしまう」と綴っている。
ほかには、
「パチンコとスロット歴10年、総額100万円くらいは使った。今は新型コロナの蔓延で2月頃から一度も店には行っていない。そもそも今年からパチンコ屋でタバコも吸えなくなったし」(30代男性/流通・小売系/年収400万円)
といった声も寄せられた。
※キャリコネニュースでは引き続き「パチンコなどギャンブルがやめられない人」や【読者投稿】税金が高くて怒っている人に関するアンケートを募集しています。