ブラック企業の過酷な実態「基本給は15万、年間休日数は10日未満。1日20時間働いても時間外手当はゼロ」(40代男性) | キャリコネニュース
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ブラック企業の過酷な実態「基本給は15万、年間休日数は10日未満。1日20時間働いても時間外手当はゼロ」(40代男性)

「残業代未払い」「パワハラの横行」ブラック企業の実情

「残業代未払い」「パワハラの横行」ブラック企業の実情

ブラック企業が話題になる昨今。「残業代が支払われない」、「サービス残業が横行している」、「パワハラが常態化している」など、その実情は様々だ。そうした企業の大賞を決める「ブラック企業大賞」まで開催されるほど、ブラック企業への注目は高まっている。キャリコネニュースには30代男性から

「一日5時間以上の残業をしているにも関わらず、残業代は未払い。その上ペナルティとして、給料から差し引きされる」

との声が寄せられた。今回は、ブラック企業で働く方たちのリアルを紹介する。(文:中島雄太)

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「最長36時間勤務しても、残業代は支給されませんでした」

技術職を担当する40代男性は「年間休日数は10日未満」というとんでもない企業で働いている。「基本給は15万円。一日平均15~20時間は働くが、時間外手当はゼロ」と不満を述べた。

男性はこれまでに最長で36時間勤務もしたことがあるが、その際にも残業代が支給されることはなかった。さらには

「社長が信奉している地球環境を考える団体への加入義務もある」

と驚きの実情をコメントした。上司からは「俺が白と言えば、カラスを見ても白い鳩と迷わず言え」とも言われており、不信感を募らせる。

ブラック企業への不満は続く。地方信用金庫で事務職を担当していた20代女性は、「就職して一年目の秋頃から、急に帰るのが遅くなり、いつも20時前後になっていました」と語る。女性が仕事を終えて帰ろうとしても、残業をしている人が多いため「直属の上司に『何かやることがありますか?』と聞いて、『ないよ』と言われないと帰してもらえなかったことが多々あります」と過去を振り返った。

「そんなことも知らないの?」ミスすると執拗に責められる

ブラック企業の問題は残業だけにとどまらない。事務職を担当していた40代女性は、「入社後業務の説明は、入社2ヶ月の社員から説明を受けたのみだった」と振り返る。わからないことを上司に質問しても教えてもらえなかった。

「『そんなことも知らないの?』と言われるだけで、明確な回答は無いまま。そのことが原因でミスをすると執拗に責められる」

社長に相談をしても「彼女がそんなことするはずない」と一蹴されてしまい、改善が見込めないために退職をすることに。あとから分かったことだが、社長とその上司は不倫関係だったため、あらゆる苦情をもみ消していた。

技術職を担当していた30代男性は、あまり知見のない部署へ配属されたため、自分なりの見解を持った上で先輩の相談をしていた。しかし、そのたびに「そんなこともわからないのか」と罵声を浴びせられ、教えてもらうことはできなかった。報告書をまとめているときにも「お前の残業は目障りだから帰れ!」と怒鳴られ、「耐えきれない日々だった」と気持ちを吐き出した。

ほかにも30代営業職の男性からは、「ノルマ未達の場合、自腹購入は当たり前になっている」との声も寄せられた。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」【募集】仕事を即行で辞めた人に関するアンケートを募集しています。

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