飲食店を2か月半で辞めた女性「店舗のカメラで社長が従業員を監視。退職したら原因不明の咳が治りました」 | キャリコネニュース
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

飲食店を2か月半で辞めた女性「店舗のカメラで社長が従業員を監視。退職したら原因不明の咳が治りました」

ブラック企業の退職エピソード

ブラック企業の退職エピソード

世の中には、驚くべき早さで仕事を辞める人たちがいる。一見すると「本人に問題がある」と思われがちだが、そうとは限らない。とんでもないブラック企業から逃げるために、やむを得ず退職を選ぶケースもある。

石川県の30代後半女性(サービス系/パート/年収150万円)は、前職の飲食店を2か月半で辞めた。女性は、

「前職を辞めてから、原因不明の咳がスッキリ治りました。店は私が辞めたあと、1年で潰れてしまったようです。ざまーみろ!って感じです」

と心境を語る。以前、女性が勤めていた飲食店は、信じられないほどブラックな職場だったのだ。(文:大渕ともみ)

【早すぎ!? 仕事を即行で辞めたエピソード】最新記事はこちらから

「客席に出ている時間が長いとか、トイレに行くなとか……めちゃくちゃです」

女性は「店舗の至るところに、監視カメラが設置されていました」と証言する。飲食店において、監視カメラの設置は特別珍しいことではないだろう。しかし、この店の監視カメラは、防犯目的で設置されたものではなかった。

「すべての監視カメラは従業員に向けられていました。それを使い、朝から晩まで社長が社員を監視しているのです。そして、社長は事あるごとに、お気に入りのお局様へ電話で連絡。お局様経由で厳しく注意されるのがお決まりでした」

また、注意の内容は”言いがかり” といっても過言ではないもので、「鼻をかんだ、従業員同士でおしゃべりしていた、なぜ笑顔なのか、など。ほかにも、客席に出ている時間が長いとか、トイレに行くなとか……めちゃくちゃです」と女性。ちなみに「社長お気に入りのお局様は、監視カメラに映らない場所を把握していました」というのだから抜け目ない。

「正社員登用の話も出ていましたが、バカらしくなって辞めました」

女性は「生理現象ですら注意され、わからないことを聞けば”おしゃべり”とされ、客席に出て働けば文句を言われ……」と振り返る。相当ストレスをため込んでいたのだろう。働き始めて2か月目、原因不明の咳に悩まされるようになってしまった。

女性が退職を決意したのは、子どもがインフルエンザにかかった時のことだ。「インフルエンザの検査を受け、陰性なら出勤してよい」という職場の指示に従い、女性が検査を受けたところ、結果は陰性だった。しかし、いざ出勤しようとすると「再度検査しろ」「やっぱり来るな」と対応が二転三転。女性は、

「この悶着だけで3日……。正社員登用の話も出ていましたが、バカらしくなって辞めました。今はパートと副業をしながら、平和にやっていますよ。ホワイト企業です」

と明かす。理不尽な対応ばかりするブラック企業は、さっさと辞めるのが得策かもしれない。

※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即行で辞めた人のほか「電力自由化で電気代が爆上がりした人」「新入社員の頃の思い出」などのアンケートを募集しています。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 【実録マンガ】転職初日、机なしで「パイプ椅子で膝上にPC」という地獄 → 2か月で退職した女性
  2. 【実録マンガ】市役所のクレーマー「お前、高卒か?」 → 高学歴男性が「院卒です」と答えた結果
  3. 【実録マンガ】「あなたの日本語おかしいわね、日本人?」と電話口でクレーム → 「ご予約いただかなくて結構です」とお断りした男性
  4. 【実録マンガ】職場で靴を盗まれた? 「警察に通報します」と貼り紙をした女性の怒り
  5. ヤクザの名刺をちらつかせる40代先輩、ついに後輩が「座れボケ!」とブチギレ説教 解雇された男が最後に放った言葉とは
  6. 冬のボーナス120万円の50代男性「住宅ローン返済に充てます」と語る
  7. 理不尽上司にムカついたので「そのまま事務所でエリアマネージャーに電話して退職」薬局を即行で辞めた女性【後編】
  8. 【実録マンガ】面接官に「容姿に華がないね、地味!」と鼻で笑われ不採用になった女性 → 後日、採用担当者から「うちで働いてほしい」と連絡が来たが……
  9. 「夫が東大卒なのを隠していました」という相談に注目集まる 4年間も隠し続けた“高学歴特有の理由”とは
  10. 面接官に「素人」呼ばわりされた30代男性、ピシャリと言い返す「天狗になるのもいい加減にしなさい!」

アーカイブ