社会人として仕事をしている以上、冷静なふるまいを心掛けたいもの。しかし、時と場合によっては、冷静さを失うほどの修羅場に発展することがある。
中国地方の女性は「病院の院長先生が覚せい剤で逮捕された」ことが修羅場だったと語る。「田舎の地元では唯一の総合病院なので、大変な騒動になりました。いつも紙袋をなぜか持ち歩いていたのですが、覚せい剤が入っていたそうです」(50代)と振り返る。
ほかにも、キャリコネニュース読者から寄せられた「職場で起こった修羅場エピソード」を紹介する。(文:林加奈)
対抗心を持たれている女性社員に妊娠を告げると「実は私も!」とまさかの報告
事務・管理職の栃木県の20代女性は、同僚の女性から対抗心を持たれ、悩んでいた。
「つわりで体調が悪く、更衣室で少し休憩させてもらっていたときに、その女性社員から『もしかして妊娠?』と聞かれたので肯定しました。おめでとうと言ってくれるかと思いきや『実は私も妊娠してるの!』とまさかの報告」
ところがその女性社員は、車があるのに毎日バイクで通勤したり、仕事が忙しく階段からジャンプで飛び降りたりと、妊婦としてはあり得ない行動が目立っていた。女性が「本当に妊娠していますか?」と聞くと、数秒黙った後「してない」と言われたという。嘘をついてまで対抗意識を燃やす女性社員の気持ちは理解に苦しむ。
会社のパーティーの準備になぜか社長の知り合いが介入
別の30代女性は、会社の周年記念イベントの幹事を先輩社員と担当した際、修羅場を経験した。当日に向けて準備を進めていた矢先に、「なぜか途中から”社長の知り合い”と称するおばさま一派がご登場」したのだ。
「話し合いが終わった後に顔を出し、私たち幹事が決めた内容をことごとく潰していく、そんな人たちでした。例えば、QUOカードに会社のロゴを入れて配ることが決まっていたのですが、次のミーティングで知らないおじさんが登場し、勝手にソーラー充電器に変えられました。ロゴを印刷して数百個注文しており『決まったのでサンプル』と手渡され、私と先輩は激怒」(東京都/事務・管理)
まったく関係のない社長の知り合いの暴走は、これにとどまらない。女性は会場に盲導犬や介助犬を連れてきて、チャリティーを実践する手はずを整えていた。パーティー会場であるホテルにも入場許可を得ていたが、前日になってホテルから「『キャンセルになった』と連絡をもらいましたが、ご存じですか?」と確認が入ったのだ。
「先輩と私はまさかと思い、そのおばさま方に連絡したところ、『知り合いの映画監督の挨拶』に勝手に変更されており、『盲導犬や介助犬はキャンセルした』とのこと。先輩や私だけでなく、社員一同は直前の変更とキャンセルで激怒。当日の会場セッティングでも勝手に『わたくしの作品を飾りたいの』とホテル側に説明。最後の最後まで邪魔をし、ホテル側も迷惑そうにしておりました」
そんな迷惑極まりない部外者に対し、女性は「会社に負の遺産しか提供しない人たち。もう二度と会いたくないです」と怒りをあらわにした。
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