パチンコで「2000万失った。悔しくて堪らない」という報告に唖然 | キャリコネニュース
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パチンコで「2000万失った。悔しくて堪らない」という報告に唖然

トータル2000万負けた

先日、パチンコ屋に朝から出かけて、夜までに5万円もなくしてしまった。せっかくなのでもうちょっと負けておくことで、しばらくパチンコの「パ」の字も見たくないような精神状態に陥ろうと考えて、20時過ぎにもう一勝負した。

こういうことはこれまで何度かあって、大体7万ぐらい負けると、半年はパチンコに行かずに済むのだ。ショック療法みたいなものである。

ところがこの最後の勝負ですっかり負けを取り返し、28000円ぐらいのプラスで帰ることになってしまったのだから博打というのは恐ろしい。

最近はパチンコも庶民の娯楽とは呼べないレベルまで射幸性が高まりつつある、とは先週書いた通りだが、まさに自分で書いた話を自分で証明してしまった形だ。

もちろん、たまたま勝つことなんて誰でも出来るわけで、勝ち続けることはなかなか難しい。僕の今年の収支なんて笑えるぐらい些細なものでしかないし、今はパチンコホールも客数の減少に苦しんでいる時期なので、釘もガチガチである。当然、手ひどく負ける人も少なくないわけだが・・・・・・。

今日はそんな、負けっぱなしの人たちの中でもボスキャラみたいな人物にスポットを当てていこう。(文:松本ミゾレ)

パチンコで取り戻そうと思うも「絶対無理だから1年打ってない」

先日、5ちゃんねるに「パチンコやめて一年経つんだがトータル2000万負けたことが毎日悔しくて堪らないんだが」というスレッドが立っていた。

スレ主は本文において「取り返したい」とは書いているが、今さら全額を取り戻すのは困難。本人も「絶対無理だから1年打ってない」と現在はパチンコ断ちしている様子だ。

スレッドには「逆に考えるんだ。『一年耐えたからこそ200万円が手元に残った。200万円をパチンコではなく別のものに使えるんだ』と」という慰めの書き込みもあるが、本人には響いていない様子。なんせ2000万だ。少し前、老後2000万問題なんてのが話題になったが、それと同額なのだから当たり前か。

今はもうない2000万。パチンコしなきゃ手元にあったかも分からない2000万。スレ主は「悔し過ぎる」と書き込んでいるが、そりゃ当然だよなぁ……。

よく考えたら、友人も去年200万負けてた。

それにしたって、日本中どこにでもあるパチンコって娯楽で2000万負けられるって恐ろしいよね。身の回りにもパチンコとか麻雀とかオンカジなんかで破滅した人が何人かいる。

なのでパチンコで2000万のマイナスで終わっちゃうってのはまあ、あり得る話ではあるんだろうけど、2000万となるとパンチ効き過ぎてて唖然とするのも事実だ。

ただこれ、なにも昨日今日で喪失したものではない。彼は11年もパチンコをしてきたらしく、そのトータルの負け額が2000万ということなのだ。そして、冷静に考えると、これはあながち不可能なラインでもない。

というのも、僕の友人にも去年200万負けた人がいる。年間200万近く負け続ければ、最短10年で2000万を失う計算にはなる。そんな負けがずっと続く気はしないけど、趣味がパチンコ・パチスロしかないなら、決して無理な数字でもないのだ。

実際、負けても負けても「次こそは」で打ちに行っちゃう人っているし。生涯収支プラスのエリートな僕も、そういうスイッチ入ったことが何度もあるし。

ところで、考えてみれば、11年で2000万負けて凹んでる人って、ちゃんと負けた額を記憶してるか記録してたってことになる。世の中、こんな人ばかりではない。自分がいくら使っていくら戻ってきたかを1日経ったら忘れる、なんて人もいるだろう。

いくら負けても、次の日にはケロッと忘れて打っている。こういう人は、もう実にスムーズにマイナス2000万以上を突破していても、その意識がないから、ストレスなんかないだろう。そう考えると実は、トータルで2000万ぐらい負けてる人、もっとたくさんいるのかも知れないなぁ。

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