Voicyのパーソナリティをやってみて感じた「音声メディア人気」4つの理由 | キャリコネニュース
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Voicyのパーソナリティをやってみて感じた「音声メディア人気」4つの理由

「誰かの話し声を聞きたい」「人恋しい」という気持ちになる

みなさんは音声メディアを利用していますか。今年の1月ごろ「Clubhouse」という音声SNSが大流行しました。招待制だったので「Clubhouse始めました。つながってください!」といったツイートが飛び交いましたよね

Clubhouseのブームは去りましたが、音声メディアへの期待、需要は高まってきています。radiko、Voicy、Podcastなどさまざまな音声メディアが台頭し、私の周りでも利用している人が多くいます。

デジタルインファクトの調査によると、デジタル音声広告の市場規模は、拡大傾向にあります。(参照)

実は私も、今年4月にVoicyでパーソナリティになりました。リスナーに少しでも有益な情報を届け元気になってもらうためには、聞き続けてもらうには、どうすればいいかと考えながら、日々投稿しています。

今回は、そんな経験を通じて考えた「音声メディア人気の理由」を語りたいと思います。(株式会社ニット・広報・小澤美佳)

◆理由1:リモートワークで「人恋しく」なっている

コロナによって、リモートワークの機会が増えました。人の声が飛び交っていたオフィスとは異なり、自宅では静かな環境で仕事をしている人も多そうです。

ずっと静かな場所にいると「誰かの話し声を聞きたい」「人恋しい」という気持ちになるときもあります。それも音声メディアの利用者が増えた一因ではないかと、私は思います。

◆理由2:何気ない会話が減っている

コロナの影響は他にもあります。他人との接触を減らさないといけないため、趣味の話や最近の関心事などについて、気軽に雑談する機会が減りました。飲食店の時短営業・不要不急の外出自粛などで、親しい人と何気ない話をする機会も減っています。

音声メディアを利用していて、私は「クラスメイトが学校の教室でわいわい会話をしている」イメージを思い浮かべました。自分の趣味や関心事について、みんなが話しているのを聞けるし、場合によっては自分も入っていける。そんなところが、多くの人の心に響いたのかなと思います。

◆理由3:「ながら」で楽しめる

文章や動画メディアに比べ、音声メディアは、じっと画面を見つめなくてもいいのが魅力です。仕事をしながら、家事をしながら、運転しながら、歩きながら……と「ながら」に情報を得られます。「スキマ」ではなく「ナガラ」の魅力が音声メディアにはあります。

◆理由4:出演者を近くに感じる

TVのバラエティは出演者同士が楽しむ様子を見る感じですが、音声メディアはパーソナリティが「私に向けて、直接語り掛けてくれる感覚」になりやすいです。Podcastなどの音声メディアだと、大量の視聴者がいるテレビに比べて、出演者もリラックスしている感じがします。あのひとがすぐ近くに座って、私たちに向かって本音で世間話をしている、そんなワクワク感を味わえてしまうのです。

人気コンテンツ、3つの特徴

最後に、私が分析した、人気コンテンツの特徴をお伝えしようと思います。それは、(1)有益で価値がある(2)トークが軽快で面白い(3)聴き続けたいと思える、の3つです。

ラジオの長寿番組も、この3つの要素が含まれていることが多いですよね。パソコンに向き合い続けて疲れたときにのリフレッシュ、家事のながら聞き、運転中など、リスナーが置かれるシーンは様々です。

時間はみんなに平等に、刻一刻と過ぎていきます。読書、学習、スポーツ、買い物、旅行、家族との時間、友人との時間……。日々の暮らしに不可欠な情報ですが、それを手に入れるためには、いろんな時間を犠牲にしないといけません。

大量にある情報の中から、必要なものを選んで、効率的にインプットするのは、情報という海の上をうまく波乗りするイメージだと思います。情報に流されるのではなく、自ら「波に乗って」目的地に到達する。そんなニーズに応えられるのが、これからの音声メディアだと私は思います。

筆者近影

筆者近影

【プロフィール】小澤美佳
新卒でリクルート入社。採用領域の営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で講演実施。採用、評価、育成、組織風土醸成など幅広くHR業務に従事。中米ベリーズへ単身移住・起業。その後、ニットに入社し、営業・人事を経て、広報。オンラインファシリテーターとしても活動中。

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