30代事務職・契約社員の女性の嘆き「お気に入り人材のための捨て駒でしかない、と思い知った」 | キャリコネニュース
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30代事務職・契約社員の女性の嘆き「お気に入り人材のための捨て駒でしかない、と思い知った」

だんだんやる気がなくなってきました。

良い職場に巡り合えたと思っても、実際に働いてみると「こんなはずではなかった」と思うことがある。労働条件や人間関係など、さまざまな理由から「会社を辞めたい」と思う人もいるだろう。キャリコネニュースが実施した「会社を辞めようと思った時」に関するアンケートには、さまざまなエピソードが寄せられている。

今回はその中から、管理・事務職として働く30代女性の切ない胸の内を紹介する。(文:コティマム)

何度も再任用される”お気に入り人材”会社は「あとの人間はどうでもいい」

「私が『(会社を)辞めよう』と思った時。それは、自分が『お気に入り人材が出戻るまでの繋ぎでしかない』と思い知った時です」

このように綴る女性の職場は少人数で、事務員は全員が契約社員だ。契約社員は雇用期間の上限が最長5年(一定の専門職種の場合)と決められている。

「どんなにこの仕事に慣れても、5年経ったら退職しなければなりません。しかし一度は退職しても、半年以上のクーリング期間をおけば再任用が可能とされています」

女性は、会社がこの制度をうまく利用していることに気づいてしまった。

「制度が適用されて、何度も再任用の声がかかる『お気に入り人材』が職場に1人いるのですが、上の態度がまるで『その人さえまた戻って来るなら、あとの人間はどうでもいい』という感じなのです。上の人は、『お気に入り』以外の職員に仕事を続けたいと思わせないようにするためか、契約更新のたびに『あと〇年で任期終了ね』と強調したり、『辞めたいなら早く言ってね』と促したりしていました」

「私も『お気に入り人材』に何度も来てもらうための捨て駒に過ぎない」

お気に入り以外の事務員に対する会社の態度は、だんだん露骨になっていった。

「5年目の最終年を迎えた職員をいびって任期より早く退職に追いやったり、無理やり担当替えをしたりして、『お気に入り』がいつでも同じ担当業務で戻って来られる体制を着々と整えていました」

女性はこうした「上の態度」を何度も目にするたび、複雑な気持ちになっていった。

「私も『お気に入り人材』に何度も来てもらうための捨て駒に過ぎないんだと思い知り、だんだんやる気がなくなってきました。『だったら自分も再任用されるように頑張ればいいじゃないか』と言われるかもしれませんが、5年も激務に耐えてきた先輩がいびり出されているのを見たら、そうも思えません」

女性はまだ任期途中だが、「『辞めよう』という気持ちが大きくなっているところです」と綴っている。

※アンケート概要
■実施期間
2019年4月3日~
■回答数
990 ※2021年7月30日時点
(記事では、7月28日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/EYERWBZ9
■質問項目
・あなたが「会社を辞めよう」と思ったときのことを教えてください(当時の仕事、状況など詳細に/800字以内)

※キャリコネニュースでは引き続き「会社辞めよう」と思った瞬間のほか「夏のボーナスいくらですか?」オンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを実施しています。

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