この動画で学べること
- DXとはあらためて「会社の利益向上」の手段であることが分かる。
- 「日本企業ではなぜDXが取り組まれていないのか」謎の一端が解ける。
こんな人におすすめ!
- 「自社の給与が安すぎるて人が集まらない」と嘆いている社長。
- 会社の業績が下げ止まり、どう手を打てばいいか頭を抱えている管理職。
- 「DXって何のためにやるんだっけ?」をあらためて確認したいリーダー。
「かけたDX予算より、儲からなかったことはない」
この動画ではどんなことが学べるの?
自ら飲食店のDXを成功させ、現在は飲食業のDX支援を行っているEBI LAB「ゑびやのらぼ」代表の小田島春樹さんと、かつてキーエンスの営業として活躍し、現在は製造業のDX支援を行っているTeam Cross FA代表の天野眞也さんの対談だよ。
DX取り組みの当事者として、またDX支援のクライアントを目の当たりにするふたりが声を揃えて言っていたのは「DXって、すごく儲かる」ということ。データを取るために機器の導入などの初期投資が必要ではあるけれど、その何倍もの利益が得られる。
天野さんは「DXの投資効果って、とんでもなくデカい」「お客様から成功率どれくらいですかって聞かれたら、100%ですと答えてる」「実際かけてもらったデジタル予算より、儲からなかったことはない」と言い切っていたよ。
DX取り組みの当事者として、またDX支援のクライアントを目の当たりにするふたりが声を揃えて言っていたのは「DXって、すごく儲かる」ということ。データを取るために機器の導入などの初期投資が必要ではあるけれど、その何倍もの利益が得られる。
天野さんは「DXの投資効果って、とんでもなくデカい」「お客様から成功率どれくらいですかって聞かれたら、100%ですと答えてる」「実際かけてもらったデジタル予算より、儲からなかったことはない」と言い切っていたよ。
それはすごいね。まあ、DXは生産性を上げるためにやるのであって、効果がなければやる意味はないけど。
小田島さんも、自社で成功した飲食店舗のDXは、飲食業だけでなく小売業など店舗型のビジネス全般、それに病院や薬局など「全部いける」と言っていて、DX支援は「すごく面白いビジネスだし、まだまだ始まったばかり」と言っていた。
他の新語と同じようにDXがバズワードとして終わる懸念もあるけど、彼らからすれば「始まったばかり」なんだ。
他の新語と同じようにDXがバズワードとして終わる懸念もあるけど、彼らからすれば「始まったばかり」なんだ。
「自分の仕事を変えてもお給料が増えない」現実をどう変えるか
確かに、レガシーシステムのモダナイゼーション(古いシステムの刷新)がDXと言われると、緊急避難的で費用だけかかるみたいなイメージが強くなる。でも、テクノロジーを使った業務革新ととらえれば、業績が右肩上がりに伸ばすための取り組みになる。
小田島さんは、いろんなテクノロジーを使ったDXやデータ経営などに先行して取り組んだ人は「先行者利益を得られる」と言っている。それなのに、彼が大きな成果を上げた飲食店におけるデータ活用の話をしても、まだまだ「この先、5年先の話」みたいに言われることが多いんだって。
そんな投資効率の高いDXに、なぜ取り組む人は少ないんだろうか。
動画でも話していたけど、多くの人は、私生活ではGoogleマップや食べログなどを普通に使うのに、こと自分のビジネスになったら急にデジタルを使わなくなる。私生活ではカーナビで目的地に向かうのに、ビジネスでは急に自分のカンと経験に頼ってしまう。
その理由について、天野さんは「自分の仕事を変えてもお給料が増えないから」「自分の仕事(のやり方)を変える手間が気になっちゃって取り組まない」と言っていた。まあ、担当者レベルではそれでも仕方ないけど、経営者である社長が同じレベルで考えてたら、さすがにマズイよね。責任を果たしていないことになる。
その理由について、天野さんは「自分の仕事を変えてもお給料が増えないから」「自分の仕事(のやり方)を変える手間が気になっちゃって取り組まない」と言っていた。まあ、担当者レベルではそれでも仕方ないけど、経営者である社長が同じレベルで考えてたら、さすがにマズイよね。責任を果たしていないことになる。
社長の怠慢のせいで、会社が儲かる一手を打てないこともあるということか。
結局は過去の成功体験にとらわれていて、それ以外のことをやると失敗するリスクもあるし、そういう取り組みをすること自体が面倒なんだろうね。日本企業がDXを完了して話題にものぼらなくなる時代は、まだまだ先の話だなと思ったよ。
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