デジタル化の前に「ビジネスモデルの変革」を考えてみる
『儲けのしくみ 50万円からできるビジネスモデル50』を10分でわかりやすく解説する よりこの動画で学べること
- 単なるデジタル化ではない「ビジネスモデルの変革」のヒントが得られる。
- 既存事業の視点を変えることで新しいビジネスを生み出すきっかけが得られる。
こんな人におすすめ!
- デジタルの前にトランスフォーメーション、と言われても何をすれば分からない人。
- 与えられた仕事しかしてこなかったので、新規事業と言われてもピンとこない人。
- 本来的なDXを目指したいけど、ビジネスモデルの革新のやり方が分からない人。
重要なのは「逆転の発想」「常識を覆す」
この動画ではどんなことが学べるの?
酒井威津善氏の「儲けのしくみ──50万円からできるビジネスモデル50」(自由国民社刊)という本の紹介をしているよ。2017年に出た本だけど、中小企業や個人事業主など資本をそれほど必要としないビジネスモデルの見つけ方を解説している。
それと「DX」がどう関係あるの?
DXとはデジタル(D)以前にトランスフォーメーション(X)であるということは、本当に多くの人が強調していることなんだけど、それだったらXに関する情報もあわせて紹介しないと役に立たないかなと思って、ピックアップしてみたんだ。
実際、動画を見てみると、結構参考になることが多かったよ。傾向として「逆転の発想」「常識を覆す」というアプローチが多いんだけど、まずは自社のビジネスの常識を転換し、それを実現するしくみを考える過程でデジタルツールを使う、という手順で考えた方がいいのかもしれない。
実際、動画を見てみると、結構参考になることが多かったよ。傾向として「逆転の発想」「常識を覆す」というアプローチが多いんだけど、まずは自社のビジネスの常識を転換し、それを実現するしくみを考える過程でデジタルツールを使う、という手順で考えた方がいいのかもしれない。
既存事業があるからこそ変化もできる
例えばどういうアプローチがあるんだろう。
儲けのしくみを考えるためには、新しいアイデアが必要だけど、それを得るためには「すでにあるものを掛け合わせる」と言っている。例えばカクヤスのように「宅配サービス」と「お酒」という、すでに結果が出ているもの同士を掛け合わせるだけで、新しいアイデアが生まれるという。
配達可能エリアなら「ビール1本から」「最短1時間で」「無料で」とスピードに振り切ったのもすごい。
また「新しいビジネスモデルを発想する4つの軸」として「対立概念」「シーケンシャル」「ビジネスプロセス」「カテゴリー」をあげている。
例えば対立概念では「高級レストランの味を自宅で」という考え方でオイシックスのサービスが生まれたとか、ビジネスプロセスでは、倉庫業の「倉庫建設」などの一連のプロセスから「保管」に特化したサービスを行う、といったような考え方だ。
加えて「ビジネスを生み出す切り口」として、「顧客」「商品」「価格軸」「場所」「時間帯」を変えてみる方法も提示されている。例えば、顧客を変えるやり方としては「ゲームやおもちゃを高齢者に売る」とか。
例えば対立概念では「高級レストランの味を自宅で」という考え方でオイシックスのサービスが生まれたとか、ビジネスプロセスでは、倉庫業の「倉庫建設」などの一連のプロセスから「保管」に特化したサービスを行う、といったような考え方だ。
加えて「ビジネスを生み出す切り口」として、「顧客」「商品」「価格軸」「場所」「時間帯」を変えてみる方法も提示されている。例えば、顧客を変えるやり方としては「ゲームやおもちゃを高齢者に売る」とか。
DXを求められる企業って、既存の事業を持っているわけだからね。これってDX人材のひとつと言われる「ビジネスデザイナー」の仕事に通ずるんじゃないかな。
そう。だから「既存の商品を、従来の利用者層とは別の層に売ってみたらどうだろう?」といった仮説を掲げ、それを実現するしくみを考えるといったプロセスでITツールを使うことで、本来的な意味でのDXを達成することができるのではないかと思う。
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