社員しか使わないトイレの環境整備は後回しにされがちだが、トイレの使いやすさは働きやすさに直結する。会社が社員をどんな風に扱うかは、従業員が使うトイレをチェックすると分かるかもしれない。
「職場のトイレの不満」をテーマにしたアンケートに、そんな思いを抱かせる回答が寄せられた。大分県の40代女性(事務・管理/年収250万円)からの投稿で
「男女共用トイレでナプキンは持ち帰りという職場でした。元々年配の女性事務しかおらず、しかも和式でした。後の改装で綺麗な洋式にはしてくれましたが……」
と振り返る。改善されたなら文句なしと言いたい所だろうが、女性には素直に喜べない事情があった。(文:okei)
若い女性が入社することになったら社長が急に動き出して……
それまで働いた会社では男女共同トイレは珍しくなかったようで
「そういう職場に今まで4回当たりました。田舎の中小企業は多いのではないでしょうか。 面接段階ではトイレ事情はわかりませんもんね」
と振り返る。確かに面接で給与や労働条件は確認しても、トイレ事情まで問いただすことは稀だろう。
実は、前述の「綺麗な洋式トイレ」に改装されたという職場は「4月いっぱいで退職しました」と明かす。つまりトイレがきれいになったのは女性が辞めた後だった。
「辞めるときにトイレをもう1つ作って男女で分けてください、とは言いました。在職中も散々言ってはいたけど、後任が20代の女性だったので、社長も二つ返事で作ると言っていました」
社長の言葉通り改装されたトイレを退職した女性が使うことはない。
「40代の私とは扱いが違うなと、拍子抜けしました」
と複雑な心境を綴った。
キャリコネニュースでは「職場のトイレへの不満」をテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/RY5U4GVX
【職場のトイレシリーズ】