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「30~60分遅れるのは当たり前」遅刻魔の友人 毎回「電車乗り間違えた」と言い訳していたが……

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東京都の50代後半女性(東京都/医療・福祉・介護/年収100万円)はかつて、「30~60分遅刻は当たり前」という重度の遅刻癖を持つ友人と付き合っていた。ただ、当時その友人は3歳の女の子を育てていたため、女性は、

「子連れだし、手のかかる年頃だし、しょうがない」

と、彼女の遅刻をずっと大目に見てきたという。しかし、自分1人なら気長に待てても、子連れだと話は変わってくる。女性は息子を産んだあと、友人と子連れ同士で待ち合わせた時のことを振り返り、

「やはり(友人は)30分遅刻。子ども連れで待つのは大変です。彼女はいつも『電車乗り間違えた』と言ってました」

と苦労を綴った。(文:福岡ちはや)

「会うのは2時間だけ。遅刻なら会わない」と言ったのに、結局30分遅刻

普通なら毎回電車を乗り間違えるのは不自然だが、その友人は外国人と結婚したため、女性は「日本に帰国して、そんなこと(電車を乗り間違えること)もあるんだろうな」と考えていた。しかし、子どもたちも大きくなったある時、女性は友人が嘘をついている可能性に気がついてしまう。

「彼女と2人、午前中に待ち合わせになり、どんなもんかと待っていると時間どおりに来ました。珍しいこともあるもんだと思いました。(中略)昼過ぎになると(友人は)『次に会う人がいるんだー』と言い出しましたが、もう少し話をしたかったらしく、彼女は『いいや、あと30分話そう。電車乗り間違えたことにするから……』と」

友人の言葉に「すべてわかりました」と察した女性。これまでの「電車乗り間違えた」は嘘で、本当は意図的に遅刻していたとしたら、なんとも腹立たしい話だ。

その後も女性は友人から会う約束を取り付けられそうになったが、資格試験のレポート提出があったため断ろうとした。しかし、「今度いつ帰国するかわからないから会いたい」という友人にほだされ、「会うのは2時間だけ。遅刻なら会わない」と返事をしたという。そして迎えた当日。

「約束時間に電話がかり、(友人は)『30分遅れる。電車乗り間違えた』と同じ手口を使ってきました。私は電話口で『遅刻なら会わないよ。さよなら』(と言いました)」

こうして、高校時代から続く女性と友人の関係は「おしまい」に。人の時間を軽んじる友人とは、縁を切って正解だ。

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