年収750万円でも「牛めし30円の値上げがきつい」と嘆く男性 昼食は「スーパーの割引菓子パンしか食べられない」
物価高が続く中、買うことをやめたもの、諦めたものはあるだろうか。大阪府に住む40代後半の男性(営業/年収750万円)は
「昼ごはんによく通っていた、松屋の牛めし。400円が430円に、たかが30円だがキツい」
と頭を抱える。たった30円でも毎日の昼食となると大きな差だろう。(文:真鍋リイサ)
「何もかもが値上げされ、賃金上昇は、ほんの僅か」
そのため男性は
「昼ごはんはスーパーで売ってる割引シール付き菓子パンしか食べられない」
と値引きをあてに生活している様子。勤務先は金融機関だが、収入増の見込めない苛立ちをこう書いている。
「こんなに物価高になっているのに、働いている信用金庫の食事手当は物価高に非対応。勤続20年以上だが一度も見直されていない。何もかもが値上げされ、賃金上昇は、ほんの僅か。全く物価上昇に追いついていない、もう限界」
福利厚生の一環として食事手当は出るようだが、物価高騰に対応する検討すらされていないのだろう。賃上げの実感も乏しい中、周囲とも比べてしまうようで、こう嘆いた。
「人によっては、海外旅行や、物価高を気にせず生活している人も。なぜここまで、格差が生まれたのだろうかとつくづく思う」
「高いレストランには行かなくなりました」
神奈川県に住む30代前半の男性(Web・インターネット・ゲーム/年収600万円)も、食費を切り詰める生活に切り替えている。
「週末に外食を楽しんでいましたが、高いレストランには行かなくなりました。特に家族でのディナーになるとかなりの出費となるため、自宅で料理をする機会が増えました」
外食も家族分となると出費がかさむのだから自然な流れだ。さらに節約しているのはそれだけではなく、
「スポーツジムも解約しました。月額料金が大きな負担となり、自宅でのトレーニングやウォーキングで運動を補っています。そのほか、ブランド品の服や最新のガジェットを購入することも控えるようになりました。旅行も国内の近場に限定し、節約を心掛けています」
お金の使い方は人それぞれだが、物価高から家計を守るために、節約しなければいけない人は増えているだろう。
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