普段はそこまで意識していなくても、冬のボーナスの時期になると格差を感じる人は多い。工場でパートしているという岩手県の50代女性は、「以前はパートにもボーナス出ていました」というが、リーマンショック以降、出なくなったそう。
「そのうち落ち着いたらボーナス出すからしばらくは我慢して欲しいと言われ待ち続け、 社員だけずっとボーナス出ています。働く時間だけ短く、社員と同じ仕事しています。パート雇用均等法に違反してますよね? と言いましたが笑って誤魔化されました」
2021年から「パートタイム・有期雇用労働法」が中小企業も適用されることになった。正社員と非正規社員の待遇差をなくそうという試みだ。だが笑って誤魔化されるのが現実なのだろうか。(文:天音琴葉)
「今更辞めないだろうと思われてる。腹立たしいです」
接客や事務のパートをしている愛知県の50代女性の場合、冬ボーナスは出たものの、「支給額1万1000円、手取り額9430円です」と、わずかだった。
「ほぼ正社員と同じ様な仕事を任され、今年1年間新入生の教育係もして、寄付をしてほしいと、職場から言われれば正社員と同じ様に500円払わされ、もらう給料は少ない」
何の寄付かわからないが、ボーナスからも1000円引かれたそう。
「こんな理不尽な職場があるでしょうか? アホらしくてたまりません」
「今更辞めないだろうと思われてるかと思うと腹立たしいです」
と怒りが止まらない女性。人手不足に悩む職場は多く、パートやシニアが活躍している職場もある。超高齢化社会の日本で50代だからと引け目を感じる必要はないだろう。もっと強気に出ていい気がする。
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