面接で聞かれる質問といえば志望動機や自己PRなどが一般的だ。しかし、転職回数が多いために退職理由ばかり聞かれたというエピソードが寄せられている。
宮城県の40代女性は、とある企業に面接に行ったとき「求人情報には書いていない、かなり早い出勤時間にびっくりしました」といい、そこでの面接を振り返った。(文:林加奈)
「早めに退職するように」言われるも、結果は不採用
女性は面接官にドン引きした様子でこう語る。
「今までの職歴を見られ、退職理由ばかり聞かれました。転職を繰り返したのは事実ですが、20年以上前の退職理由ばかり。若さもありましたが、やりたい仕事をやりたく転職をしたのを伝えてもその後も否定するようなことばかり言われました。初めて会ったこの人に何がわかるのか? とても嫌な気分になりました」
企業が転職回数の多さを気にするのは理解できるが、20年以上前の退職理由を聞いてどうするのだろう。しかも女性はこの当時、まだ仕事を辞めていなかったが、「早めに退職をするように」と言われ、「体験入社」として「無給で入社したら」と提案されたそう。ところが結果は……
「面接を終えましたが、半月後に不合格。もし、面接後にすぐ退職願いを出していたらと思うと憤りを感じます。(中略)不合格にするつもりだったら体験入社はムダな時間でした」
退職を促すくらいなら合格にしてほしいものだ。ただ、面接の段階で誠実さのない会社であることは明らかで、不採用になって不幸中の幸いだったとも言えるだろう。
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