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「野放しですからエスカレートしています」上司が“推し社員”を優遇しまくり「コツコツやる者が徒労する日々」と語る男性

画像はイメージ

上司が部下をえり好みし対応に差をつけていたら、周囲の不満は高まるばかりだ。投稿を寄せたのは50代男性(運送業/年収350万円)。なんでも、その会社では上司に「推し」社員がいるのだそう。

「推しの社員を愛でるぶんには仕方ないのだが、えこひいきをし、社員はそれをいいことにやりたい放題、周りに迷惑をかけ放題だが、何せ所長のお気に入り。放任で周りは疲弊」

男性が特に我慢ならないのは、所長のお気に入りである「勤続30年の社員」だ。(文:湊真智人)

推しか否かで「日々2440円の差額」

その社員も男性同様ドライバーを務めている。しかし、腰の不調を理由に特別な待遇を受けていた。

「『腰が痛く高速道路で移動したい』と、同じ仕事で通常で高速道路を使用する私と日々2440円の差額」
「県外で自主集荷をするのだが自分が最優先。姿、形が良い荷物をさっさと積み込み帰社」

おそらくほかの社員は高速道路の使用に制限があるが、この社員は例外扱いを受けているのだろう。また、普段の様子もだらしない。

「会社から支給の、荷物の間に挟む仕切り板を入社以来使った事が無し」
「帰社してから自社での給油はいつも溢している」
「会社から期限付きの提出書類は出した事が無し」

どの行為も上司の「推し」がゆえに黙認されているようだ。

「他の社員と退勤時間が2時間違うのは毎度」

この社員と男性の間には、休日出勤を巡ってトラブルが起きていた。会社からは日曜と祝日の勤続に手当が出されるが、男性は「土日休み」で雇用契約を結んでいた。一方、問題の社員は休日も出勤することになっていた。しかし、腰の不調を理由に「連日の定期の仕事は無理」と言ってきた。

上司はその声を聞き入れ、代わりとして男性が土曜日に出勤することになった。男性は当時をこう語る。

「挙げ句、その月の最終週になり『会社で定めた休日日数にならない』からとバタバタでこじつけでの休日指定」
「他の社員と退勤時間が2時間違うのは毎度、拘束時間が皆より長いのは毎日」

抜けた穴は、男性が埋めることになってしまった。黙って受け入れるしかなかったのだろうか。

もちろん腰痛は気の毒だし、会社側も一定の配慮が必要だろう。ただ、それで他の一部の社員が不利益を被るのはよろしくない。ドライバーはどこも人手不足という問題が背景にありそうだが、従業員間で不公平感がないよう、本来であれば会社が調整するべきことだ。

上司の威を借りた「推し」社員は他にもいるようだ。まずは「主任の推し」について、男性はこう切り捨てる。

「元々は事務所社員。ドライバー歴無し、現場を知らない、興味がない。日々やっつけ仕事をこなしていて、それで終わり」

人手不足の影響で、運転経験のない社員も現場に回されているようだ。しかしその働きぶりはずさんなもので、

「運転は粗暴、バックで給油所に入ったり、ドアを開けたまま給油」

とやりたい放題だった。一歩間違えれば事故につながりかねないが、ここでも「推し」が免罪符となっていた。「野放しですからエスカレートしています」と、事態の深刻さを語る男性。しかし同時に「こんな会社ですから、衰退しますよね?」とやるせない心情を吐露していた。一連の書き込みを終えた男性は、ため息をつくようにこう添えている。

「コツコツやる者が徒労する日々です」

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